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【超訳】小倉百人一首   ~百の彩り 百の想い~  作者: 桜井今日子
春は花 夏の月夜に 秋寂し 冬白清く うつくしやまと
31/110

028 SOS!

28 山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人目も草も かれぬと思へば

 やまざとは ふゆぞさびしさ まさりける ひとめくさも かれぬとおも()


【分類】冬


【超訳】いやもう寂しすぎる。

山里なんていつの季節だって寂しいかもしれないけれど、冬は最悪だよね。(寒いから)誰も来てくれないし、草木まで枯れ果てちゃってるし……。はぁぁぁぁ。



【詠み人】源宗于朝臣みなもとのむねゆきあそん

光孝天皇(15)の孫で皇族を離れて源姓を名乗る。


【決まり字】やまざ(3)


【雑感】今までのところ、寂しいといえば秋の歌ですが、こちらは冬でした。なんだかヒューっという風の音まで寂しそうに聞こえてきそうです。誰も訪ねてきてくれない。草木も枯れてしまった。冬が一番寂しいよ。

 誰か! 訪ねてあげて!! 春さん、早く暖かい風を吹かせて梅や桃の花を咲かせてあげて!!

 一体何があったのかしら。でもこんな歌を詠んだってことは誰かに救ってほしいと思っていらっしゃるんですよね。心のSOSですよ。きっと。

♪次回予告

029 白の世界

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