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【超訳】小倉百人一首   ~百の彩り 百の想い~  作者: 桜井今日子
貴族文化 終焉の時 散る桜 美しく儚く 人生にも似て
105/110

099 栄枯盛衰

99 人もをし 人もうらめし あぢきなく 世を思ふゆゑに もの思ふ身は

 ひともをし ひともうらめし あ()きなく よをおも()()に ものおも()みは


【分類】人生


【超訳】思うようにはいかないもんだよな。

いくら天皇だからといって、人の心もこの世の中も思うようには動かせないものなんだよ。しみじみそう思うよ。


【詠み人】後鳥羽院

第82代天皇。鎌倉幕府と対立しながら院政を行うも、承久の乱に敗れて隠岐に流され、その地で崩御した。


【決まり字】ひとも(3)


【雑感】このお歌を詠んだころは鎌倉幕府との対立が明らかになってきた頃だそうです。それまでは天皇として朝廷の最高権力者であったのに、世の中も人の心も思うようにはいかないのかも、と詠まれたのかもしれません。栄枯盛衰とはよく言ったものです。

 この歌で九十九首目め。豪華絢爛、華やかな宮中絵巻のようだった百人一首もずいぶん寂しい感じの歌になってきてしまいました。百人一首のフィナーレは次です。

♪次回予告

100 はじめがあれば終わりがあるわけで

(いよいよ百首め! です。グランドフィナーレ)

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