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アンドロメダ銀河 その9

スペースオペラって、小説家になろうサイトの中でも極小数の作品数みたいですね、様々に検索してみましたが。

まあ、スペースオペラの未来を背負うなどとは思わず、書き続けるところからやっていきます。


ってなことは、おいといて。

ついに、フロンティアクルーが宇宙へ出ます。

アンドロメダ銀河の圧政は、どうなるのでしょうか?

まず、アンドロメダ銀河の中枢星域へ向かう前に、作戦を練ろう。


「フロンティア、今回は、ちょいと本体に活躍してもらうぞ。具体的には、だな……」


俺の考えたアンドロメダ銀河の支配体制をひっくり返す仕掛けの詳細を話していく。


「了解です、マスター。しかし、私の単独航行ならまだしも、その作戦だと恒常的に航宙路を設定しないと、後が続きませんよ」


「それは、こういう手を使うんだよ。いいか?大型の搭載艇母艦があるだろ?あれを20機ばかり使ってだな……」


「はい!?その手が有りましたか!それなら、銀河系の技術水準でも可能な航路設定ができますね」


「という事で、すまないが、例の機械生命体文明から貰った証明バッジを持って、至急、銀河系へと跳んでくれないか。俺の依頼声明は、今から吹き込んでおくから」


「では、声明ファイルの作成が終了したら、本体で銀河系へ行ってきます。予定時間は、10日前後としておいて下さい。種族代表を集めて回る時間がけっこうかかりますので」


「頼むな、フロンティア。俺達は、搭載艇で一足先にアンドロメダ銀河の中枢星域へ向かう。とりあえず、先に和平交渉と各惑星の鎖国体制を解く交渉も始めておくからな。頼むぞ。今回の平和交渉と鎖国解除のカギは、銀河系政府の態度次第なんだ」


1時間後、巨大小惑星としか見えないフロンティアは、とてつもない速度で惑星近傍空間を離れていく。

アンドロメダ銀河内での速度は、どうしても抑えたものになってしまうとのことだが、銀河間での速度はとてつもなく速い。


まあ、銀河団間での最高速に比べたら、とてつもなく遅い(銀河間でも浮遊物質の濃さの問題があるそうだ)とはフロンティアの言葉だが。


それにしても、銀河系とアンドロメダ銀河を往復して、かかる時間が10日前後……

今更ながら、とんでもない宇宙船のマスターになってしまったもんだ。


さて、残された俺達も中型搭載艇で中枢星域へ向かわねば!

(ちなみに、この中型搭載艇でもアンドロメダ中枢星域へは一週間くらい。本体が、いかに超技術の産物か想像もできないレベルだ)


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