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アンドロメダ銀河 その8

あはははは(苦笑)

日間ランキングで、この拙作が189位(総合で、ですよ)!

PVが一気に一日で15000PV超しちゃったので、何事かしら?と思ってランキング見てみたら、ジャンル別で日間1位、総合で189位になっちゃった……

何かの間違いで一過性のことだと思うけど、これが固定化、されるわきゃないわな、アマチュア作家の手慰みに書いてるような小説ですから。


ってなことは、おいといて。

さて、久々に宇宙へ上がるシーンが書けるかな?

このごろキャラクターが勝手に動き出しそうになるんでストーリー制御も大変なんですよ(メタ発言ですけどね、本当にキャラクターが別世界にいて勝手に台詞を喋ってる感じになる時が有ります)


アンドロメダ銀河の支配体制について、面白いことが判明した。

種族的には酸素呼吸生命体で、生体機能を比べると俺と同じ、哺乳類、つまり人類と同じ種族と言っても差し支えない。


遺伝子構造も似通って、こりゃ、先祖は同じじゃないかと俺は類推する。

面白いこととは、支配者の種族と、このように中央星域以外に居住する種族とは、種族として違う点があると言うことだ。


フロンティアの情報収集により判明したが、このアンドロメダ銀河には多種多様な生命体が過去には存在したそうなんだが、現在の酸素呼吸生命体(人類)により人為的に駆逐された痕跡があるとのこと。

銀河系に散らばった太古の人類達は、その生存に大半の闘争本能を燃やして、文明程度が上がってからは(地球人を除く)争いを避ける傾向にあったのだが、このアンドロメダ銀河では支配者層の種族が、はるか昔に支配しやすいように自らの種族以外を他の星系に移住させてしまった過去を持つようだ。

(その歴史は削除されたり書きなおされたりして、支配者種族に都合のいいものとなっているが、現状の支配体系を見る限り、緩やかではあるが宇宙へ出ることを禁じた圧政に他ならない)


この支配体制、実は世紀単位で続いているそうなんだから、面白い。

今の大人や老人たちには、宇宙の記憶がない。

生まれた時から惑星べったりで、星の世界へ憧れても、この星から出ることなど一部の人間にしか無理だろうと思い、諦める。


その宇宙に出る一部の人間も、そのほとんどが古代のロケット推進エンジンを装備した惑星間航行ロケットが関の山。

生まれた星の星系を離れること、そして、アンドロメダ銀河内を自由に航行することが現在、可能なのだとは考えもしないのだ。


俺は、他のクルーと話し合う。

この、ほんの一部が宇宙航行を独占しているアンドロメダ銀河の現状を、どう思うか?と。


あ、ちなみに、消えた子供たちの行方は、あの日誌発見から数日後、ようやく分かった。

無謀にも、子供たちは自分たちで宇宙艇を修理しようと部品の調達に奔走していたようなのだ。


不時着した宇宙艇の付近に、子供たちの一人が現れたので、とりあえず捕まえて話を聞く。

最初は逃げようと暴れる子供、しかし、俺が宇宙から来たのだと話すと、お願いだから、宇宙へ連れて行ってほしいと頼まれる。


その子に頼み込んで、他の子供たちも説得してもらうことにしたら、これが上手くいき、消えた子供たちは全て発見された。

その後、俺達に全て任せて欲しい、君たち子供が宇宙へ出られるようにしてあげるから……


と誠意をもって話してやると、とりあえずは納得して、それぞれの家に帰っていった。


さて、子供たちの願いを背負った俺達が、このアンドロメダ銀河でできること。

それは何だろうか?


「マスター、分かってるでしょうが、その身を危険に晒すことは絶対に認めませんよ」


「我が主。子供たちの願いを叶えてやろうとすれば、待つのは支配者たちとの交渉、あるいは戦いになりますよ」


「ご主人様、無茶はしないで欲しいです。でも、あの子供たちの願い、宇宙へ出たいという願いは叶えてやりたいのですが」


「キャプテン。私は1つの星に閉じ込められる過酷さ、分かっているつもりです。ですから、どうしても、あの子供たちの願いは実現させてあげたいと思います!」


まあね、ライムは、そう言うだろうと思ってたよ。

危険じゃなきゃ、フロンティアも思いは一緒だろうし。


よし、決まった!

アンドロメダ中枢星域へ行くぞ!


「フロンティア、進路は決まった。この星、引き払って、アンドロメダ中枢星域へ向かう!」


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