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おるたんらいふ!  作者: 2991+


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スキマライフ!~パパ会議①【ヴィスダード視点】



 ばったりと顔を合わせた相手に、片手を上げて挨拶をする。


「よう、団長。今から休憩か」


 こちらを認識したラニーグ騎士団長は、とてもとても嫌そうな顔をしていた。

 おかしいな。今日はラニーグに叱られるようなことをした覚えはない。


「お前こそこんな時間に休憩とは。いや…そういえば今日の正騎士昇格試験では珍しく実技監督をしていなかったな? アクシデントもなく速やかに片付けが終わったんだ」


 問われて、俺は頷いた。

 騎士団には実質3種類の騎士がいる。


 弱くて実践には役立たないが、稀に紛れている原石探しが楽しい新人騎士。夢や希望を抱いて入ってくることが多く、潰れる者も多い反面、やる気は段違いだ。


 騎士団の大半を占めるのが一般騎士。人数に比例して玉石混合。例外はあれども、年数が経つにつれ初心を忘れて家柄を主張し、妙な派閥で群れ始める。


 そして俺やラニーグに類する、腕に覚えのあるものが正騎士だ。

 昇格などと銘打たれているが、騎士とはただ騎士であり、正騎士は階級を示すものではない。

 いわば国に強者として認められたという称号だ。正騎士になれば身分や給料が上がるなんてことはない。

 逆に試験を受けなくたって、いつの間にか積み重ねた功績で正騎士とされることもある。


 しかし正騎士は狭き門と言われている。

 昇格試験自体は毎年行われるが、合格者のない年だって珍しくはないからだ。

 …そういや近年、昇格した騎士の話は聞かないな。


「2年くらい前から、団長様の胸を借りる指導みたいになったじゃないか。実技監督をしたって、試合ならまだしも、指導なんか見てるだけじゃ全然つまらないからな」


「…それ、その前の年に、お前が正騎士候補を全員叩きのめしたせいだよな? ちゃんと覚えてるか、ヴィスダード」


「実技で技量を見ただけじゃないか。勝たなければ正騎士になれないわけではないのだし、別に問題はなかった」


「翌日どころか3日ほど勤務に支障が出た騎士もいたのだぞ。そんな試験、昇格してめでたいのか負傷してめでたくないのか、全然わからんわ」


 本気で戦ったわけじゃない。

 けれど、その年の正騎士志望者達は、まぁ口ばかりだったというか。


 揃って自信満々だったから期待していたのに、いざ戦ってみたら全然相手にならなかったのだ。

 受けるも躱すもなく吹っ飛んでいく姿に、がっかりしたのはこちらだ。あれだけの大言壮語を吐くのなら、騎士より詐欺師が向いている。結局最後にはお決まりの家柄自慢だ。


 別途、金で買える称号でも用意してやったほうがいいのではないか。使えない目安にもなるし。


 あの後もしリーシャルドが遊んでくれなかったら、1ヶ月は冒険者活動に出ていたかもしれない。期待から一転したストレスの矛先をどこへ向ければいいのか、心底途方に暮れるところだった。


 …あの時の手合わせも楽しかったな。


「そうだ、午後はリーシャルドと遊ぼう」


 思い出したら、ウズウズと落ち着かなくなる。リーシャルドの獲物は長剣ではない。油断のならなさが、とても楽しいのだ。

 ましてや彼も一時は冒険者をやっていたからか、群騎士みたいに簡単で基本通りの戦い方なんてしない。


「ヴィスダー…いや、ルーヴィス隊長。隊長の役割を知っているか」


 眉間を指で揉みながら、ラニーグが言う。

 隊の長だ。つまり隊員を管理するのだろう。

 何を確認したいのかがわからず、困惑する。


「無論。有事に備えて隊員を鍛え、適切な配置で戦わせ勝利することだ。しかし俺の遊撃隊は、総勢8名しかいない。副隊長をつけておけば訓練には事足りる」


 遊撃隊は腕は立つものの、ちょっと他では使いにくい騎士の預かり所みたいなものだ。

 正直なところ、上が俺の扱いに困って出来た隊だった。


 取りまとめの規模はまだしも、所属騎士の管理育成という点ではラニーグと大差ないだろう。

 もっとも、団長なんて面倒なもの、俺なら絶対にやりたくないがな。


「では、問うが。先程お前は何と言った」


「リーシャルドと遊、ではなくて…鍛練をする」


「そう。鍛練な。だが宰相は騎士ではない。鍛錬の必要はないだろう」


 思い付いて言い直した言葉は正解だった様子。

 結局は同じことだと思うのだが、どうやらしばしば俺以外の人間にとっては同じではないらしい。


「でも20回くらい誘えば1回は遊んでくれるぞ」


「なんでたまに相手するんだよ…。エーゼレット宰相もおかしい」


「腕が鈍るからだろう、やっぱり。訓練場は城勤めの者に開放されているのだから、極端な話、メイドだって使ってもいいんだぞ」


 家でやれよ、と唸られた。


 そうはいっても、ただでさえ少ない妻子との時間を無闇に邪魔すれば、逆に遊んでくれなくなると俺の勘は告げる。


 そもそもリーシャルドは、何かを天秤にかけたときに迷ったりはしない。

 選択はいつだって速やかなのだ。

 俺を切り捨てる時だって、きっと笑顔でさくりと判断するだろう。


 貴族とは通常、生まれながらにして、決して家を潰さぬようにという刷り込みじみた何かに支配されている。

 …俺でさえ、自分の跡取りが必要であると、何の疑問も抱かないほどに。


 けれどリーシャルドは、妻子が何より優先だ。

 自分の実家を「妻に危害を加えようとしたから」と取り潰したことで、彼の悪名は広く知れたと言っていい。

 相手を押さえて家督を握り、揉み潰せば済んだはずの、醜聞だからだ。


 兄弟が優秀なほうを亡き者にしようと画策することは珍しくないが、普通は内々の騒動など口に出さぬもの。

 家名に傷が付くからだ。そして力を失えば、家の存続が危うくなるからだ。

 リーシャルドとて、悪意が自分に向けられていただけならば反撃こそすれ、公になどしてこなかった。


 兄に殺されかけたので叩きのめしました。法に則れば相手は犯罪者です。

 ならば家を潰し、罪人には罰を…と。

 家にも地位にもこだわらない彼は、貴族の常識としては有り得ないはずのことを遣って退けた。


 だというのに。

 潰れかけで名ばかりの高位貴族であるエーゼレット家に婿養子として入ったリーシャルドは、またしても常識を引っ繰り返す。


 他人より4年も遅れて城勤めを始めたというのに、結婚した途端に「上が詰まってるから」と邪魔な貴族を片付け始めたのだ。

 あっという間に出世街道を駆け上がり、領地も増やした。

 瞬く間にエーゼレット家は復興。一躍、時の人だ。


 地位にも権力にも興味がないと言ったのは嘘だったのか。

 いいや、答えは簡単。

 持てる限りの高い地位が必要になったのだ。恐らくは、妻子のために。


 排除した貴族が腐敗層だから、結果として政治もやりやすくなって陛下も喜ぶ。

 速やかに側近となり、宰相の地位に就いた。


 迷うことなく選ぶのは、妻子の次に仕事、仕事の次に友人。

 けれどストレスの溜まった俺を天秤にかける場合、妻子に次いで優先されることを知っている。


 以前、陛下に呼び出されていたにもかかわらず「呼び出しが至急でないなら、いいでしょう」と俺との手合わせが即決されたときには感動した。

 不敬罪と言われても仕方のない所業だったが、陛下には有能な宰相を解雇する気はないらしい。


 もちろん何かと文句を付けようとした貴族もいた。

 …しかし何があったのか、どの貴族も翌日には口を噤んだ。


「そもそも、リーシャルドは陛下の暗殺を、騎士より防いでる実績があるからな。あいつが強ければ、近衛の編成に一役買っているお前も、首が飛ばずに済むんだろ」


「…ほんっとにな。こっちからも近衛に騎士を回してやっているっていうのに。近衛隊は何をやっているんだよ」


「宰相が守護神な国、笑えるよな」


 近衛は宮内警備のため、ラニーグの管轄ではない。

 そして外で戦う騎士よりも、家柄が重視される。


 腕の立つエリート。

 自他共にそう認識されるべき近衛は、しかし肝心なところで宰相にお株を奪われ続けている。


 国の中枢を守る仕事でありながら、つまらぬ矜持や飛び交う賄賂で人員が腐りやすいのだ。実直な近衛には、むしろ生きにくい伏魔殿と言える。


「宰相と遊んでいるより、近衛を鍛えてほしい…とはいえ合同訓練は向こうが頷くまい。近衛の連中と個人的に親しくなって、プライベートで訓練付けてくれよ。どうせ家で剣振ってるんだろう? 領地の政務もせずに」


「少しはする…が領地は代官がいれば大体回るからな。でも無理だぞ。家で空き時間があるなら、息子を鍛えたいしな」


 一人息子の顔を思い出して、ついニッコリする。

 あれは、いい。

 とんでもない女から生まれたというのに、とてもいい子に育った。


 アンディラートを生んだ俺の前の妻というのは、元々は次兄の婚約者だった女だ。


 家督なんて面倒なものを欲しがって兄2人は争っていたが、それをより焚きつけたのは彼らの婚約者だった。

 兄達が死に、長兄の元婚約者は簡単に他の家の男に嫁いだ。

 …が、次兄の元婚約者は恐るべき速度で次期当主、つまりは俺との婚約を親に取りつけたのだ。


 そうまでしてルーヴィス家の妻に収まりたかった気持ちは、全くわからない。

 優秀ならば誰が継いでもいい、平等に機会を与えるなんて言っていた父は、家督を放蕩息子に継がせる羽目になり意気消沈。一気に衰え、隠居後は幾らもせずに死んだ。


 何とか努めた一度きりで、子が出来たのは幸いだった。

 跡取りが必要なら、子供は1人だけいればいい。


 どうせ懐くわけがないと思っていたアンディラートだが、案外と面白いことになった。


 結構放っておいたのに、他所の子供と違って俺に怯えないのだ。

 そして俺の血を引くせいか意外と頑丈で、しかも鍛えた分だけ、どんどん強くなる。


「アンディラートと言ったか。従士隊に入るそうだな」


 ラニーグが興味を示した。

 彼には既に何人も子供がいたはずだが、他人の子供の名までよく覚えていられると感心する。


「ああ。よく鍛えているからな。きっとそのうち、俺を追い越すぞ」


 そうだ、冒険者の知り合いも呼んで稽古を付けてもらおう。

 色んな戦い方を知っておいた方がいいからな。

 ホクホクして言うと、ラニーグの表情が曇る。


「…少し、お前の子に同情した」


「なんでだ」


「お前、確か前に赤子連れで魔獣退治をしたことがあっただろう…」


 子供とはいえずっと屋敷にいるのも息が詰まるだろう。俺なら詰まる。そう思って連れていっただけだったのだが。


 赤子というほど小さくはなかったのに、周囲からは目茶苦茶怒られた。

 アンディ自体は泣きもせずに付いてきたんだけどな。


 けれど身を守る手段のない子供を、まして俺が戦うレベルの魔獣の側に連れていくのはどうなのかという意見には、一理ある。


 だから、成人まできっちり鍛えてから一緒に魔獣退治に行こうと思っている。

 大物を親子で追い込むのが、ささやかな夢だ。


 俺がそう語ると、ラニーグは余計に表情を歪ませた。


「…期待をかけすぎるなよ。潰れるぞ」


「大丈夫だ。アンディも早く強くなりたいそうだからな」


 溜息を付く相手に、それ以上は何も言わずニンマリするだけにしておいた。

 女の子を守りたいから強くなりたいとは、少年らしい理由だと思わないか。


 生憎と俺は女に夢なんぞ持てないが、リーシャルドの娘は確かに可愛らしくて、アンディがのぼせてもおかしくはない。

 …なにせ、あのリーシャルドがのぼせた女の娘だからな。

 それに、あの子自身なかなか変わっているようだ。


「蛙の子は蛙、か。まぁ、素質があるようなら専属従士になるのも早いだろうが…」


「あ、多分ウチでつける訓練で忙しいからな。騎士の世話する暇まではないと思う」


「…は?」


「上手いこと騎士隊の遠征に付けてほしいんだけど何とかならないか。従士隊の遠征なんて王都近辺の森や、街道周辺の害獣退治程度だろう。一般人が倒せるレベルの、更には騎士が間引いておいた魔獣なんぞ手ぬるい」


 ラニーグ騎士団長は、とてもとても嫌そうな顔をしていた。

 本日2回目である。


 しかしながら、息子のためだ。重ねてお願いしよう。

 そう思った瞬間。


「馬鹿だな。馬鹿なんだな、ヴィスダード。騎士の卵とはいえ、子供をいきなり騎士の遠征になんぞ付けられるか。王都周辺地域の害獣駆除はもちろんのこと、要請があれば辺境まで赴く。魔獣の様子や生息域に変化がないか調査し、脅威の排除に全力を尽くす。魔獣はもちろん他国との戦であっても先陣を切り、敵を討つことは変わらない。国民をあらゆる危機から最大限に守る。それが騎士だ」


「…お、おう」


「それをお前はいつもいつも、強い敵と戦いたいだの、自分が戦いたいから強い騎士を育てたいだの、挙句は息子の子守まで騎士にさせる気か! 自分勝手にも程がある!」


「…ああ、うん。ごめんな?」


 しまったぞ。余程鬱憤が溜まっていたのか、ラニーグは息付く暇もないほどに怒濤の勢いで喋り続ける。

 まずい、段々何を言われているのか聞き取れなくなってきた。

 情報過多で朦朧としてきた。

 でも、聞いてなかったら余計怒られる。


 微かな扉の開閉の音。

 ラニーグは気付いていないが、するりと室内に入り込んできた影に、俺は助けを求めて視線を投げる。案の定、即座に「よそ見するな!」と叱責が飛んできた。


「騎士団長、それくらいに。休憩室が使えず、騎士達が困っていますよ」


 張り上げたわけでもないのに、その声は速やかに室内の空気を掌握する。

 赤い目が、こちらを見て笑った。


「そろそろヴィスダードが「遊べ」と駄々をこね始める時期かと思ったのですが。ラニーグ殿の堪忍袋の緒が切れるのが先だったようですね」


 彼は笑っているけれど、俺の勘が告げている。


 リーシャルドの纏う雰囲気は押し殺した怒りだ。


 ラニーグとリーシャルドに揃って叱られるのは嫌だぞ。

 怒らせたのは俺じゃないはずだ。誰だよ、ドラゴンの尾を踏んだの。


「…宰相は、なぜこちらに?」


「陛下には集中していただきたい書類がございましたので、少々身が空きまして。友人と手合わせでもしようかと」


「宰相、自ら…?」


「たまにはいいでしょう。ほんの半刻程度。ええ、これは休憩なんですよ?」


 あ、これ、陛下と何かあったわ。


 ラニーグも気が付いたようだ。先程までの勢いを失い、青ざめた顔で俺にチラチラと目線を寄越す。

 え、何だ? 事情を聞けってことか?


「何があった? リーシャルドが我慢ならないこと…陛下が、奥方に何かしたのか?」


 あ。ラニーグは聞くなと言いたかったのか。

 猛烈に首を横に振り始めた。

 もう遅いぞ、聞いてしまった。


「妻に? それなら今頃執務室は血の海で、私は既に出国してるよ」


「うわヤバイ」


「宰相! それはっ…」


「しませんよ、妻に何もしなければ。じゃあ遊ぼうか、ヴィスダード。私が銀髪を2名分ほど毟りたくなる前に」


「銀…。陛下と殿下? ああ、わかったぞ、婚約の打診か。オルタンシア嬢との」


「そ、それはおめでとう…?」


「いいや。返事がノーならそれで良いということでしたので、断じて姿絵を見せる約束しかしていません」


「…でも気に入っちゃったのか、殿下が」


 なんで、ドラゴンの尾の上でダンスを踊るんだ、あの親子。

 守護神いないと困るの、自分達だろうに。


「興味はないと、絵姿を見せた返答をお伝えしました。なのに、話してみれば気が変わるかもしれないんですって。面白い方ですよね。何か自分が特別なつもりなんですかね、あの弁えないガキ」


 リーシャルドは小首を傾げてニコニコと笑う。

 うん。間違いなく特別な子供だよ。王子だからな。

 怖いから、今、それを教えてやることは出来ないけど。


 生真面目にもラニーグは、不敬な発言を諫めようと真っ青な顔で奮闘している。


「落ち着くんだ宰相、それ以上は!」


 いや、多分リーシャルドは愚痴を言っているだけで、本気で何かする気は…。


「でも子供の躾は親の責任だと思います。子を持つ親同士、気を付けなければねぇ。私の躾の責任も、きちんと親が取ってましたし、ね?」


 取り潰してた! 実家取り潰してたわ!

 とんだブラックジョークだ。ラニーグはピクリともしなくなった。


 キラキラと笑顔を振り撒いたリーシャルドに連れられ、訓練場へ向かう。

 理由はどうあれ、せっかくの手合わせなら、俺に否やはない。


「なぁ、リーシャルド。お前、娘を嫁に出さないつもりなのか?」


 しかし場合によっては、アンディのモチベーションが二度と戻って来なくなる。

 こればかりは確かめておかねばなるまい。


「少なくとも王族に嫁がせるつもりはないね。面倒事が拡大しすぎる」


 あっさりとそんな答えが返って来た。

 娘可愛さに、手放したくないというわけではないのか。


 殿下が気に入らないだけか?

 なぜかリーシャルドは、殿下のことが嫌いだものな。何度か教育係が不在時に、王子と姫の教師役を務めたことがあると言っていたから、その辺で何かあったのかも知れない。


 一応聞いておこうかと、殊更何でもない話題のように問いかけてみた。


「じゃあ、俺の息子の嫁にくれる?」


「そういうことは、自分の枕に聞かせてくれるかな」


「いや、寝言じゃねぇよ?」


 間髪入れずに拒否が返って、ちょっと慌てる。

 相手は赤い目を細めてくすくすと笑っていた。


 怒りを買ったわけではないらしいが、深追いは禁物。

 これ以上の追及はしないほうが良さそうだ。


 …何せ、寝言と即断されたからな。


 十分いい子だと思うんだけどな…何がお気に召さないのか。

 うちの息子は、まだ友人のお眼鏡には適わないらしい。

 アンディ、頑張れ。



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