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4-1 a さいきんの学園もの

 さて、ひと段落着いたところで、ようやくレベルが上がった。

 感染者の限界値はやはり32になった 。残りの数字は6と0だ。

 これでまた感染を拡大することができる。

 一番右の数字は一向に増えないな。残機とか死んだ回数とかなのだろうか。

 さて、感染をどうするか、新しいスキルポイントを何に使うか少し悩む。

 前回感染枠を使い切ってしまって苦労したので、ここは慎重にいこう。今回は感染の最大上限が32と解っているので管理もしやすい。



 マハルの件が片付いたあと、ベルマリア公は失脚した。その理由は隠され、アリスが危なかったことも無かったことにされた。

 自称情報通の赤黒メイドの話でも、ベルマリア公が病気で引退したとだけ話題に上った。陰謀的にもイケメン的にも彼女たちにはどうでも良い話題のようでそれ以外話は広がっていかなかった。

 グラディスは晴れて解放され、アリスにいつもの生活が戻ってきた。

 状況が変わったところとしては、グラディスの立場が改善されたようだ。マハルが居なくなったこともあるが、オフィシャルに王女が回復したとアナウンスされた事が大きい。

 今まで、どうせ死んでしまう王女のメイドだったのが次期国王のメイドに格上げされたのだ。敗戦処理投手から開幕投手になったようなものだ。赤黒メイドの陰口を聞いている限りではに、もう無闇に虐められることはなさそうだ。

 そして、そんなグラディスのカムバックによってアリスの学校に行く話が加速した。

 オリヴァがアリスを学校に通わせようとしていることを聞きつけたグラディスが全力で乗っかったのだ。


 例えばこんな感じ。


 オリヴァ「王女殿下に何かあってはならないと思うのですが、はたして、どうやってお守りしたものか。」

 グラディス「そんなことより、周りの人に怪我をさせてしまわないかが心配です。絶対に暴力に発展させないようにしないとなりません。ヘラクレス様にもその点もご注意するようにお願いいたしましょう。アリス様のそういった時の気配をお教えいたします。」


 オリヴァ「グラディス、王女殿下が脱走をしないようにあなたからも言い聞かせてくださいまし。」

 グラディス「アリス様が脱走して行きそうなところを押さえておきましょう。わたしたちがついていればそれはもう脱走ではございません。」

 あ、脱走させない方向は無いのね。


 オリヴァ「王女殿下は興味のないことにすぐ飽きてしまう傾向があります。授業に興味を持たせるにはどうしたものですかね・・・。」

 グラディス「お弁当を私のほうで工夫しましょう。それと、学園の近くに美味しいケーキ屋があるとうかがっております。アリス様は甘いものに目がありませんので、そこに寄ってケーキを準備するようにしましょう。大概のことは我慢して座っていてくれるはずです。」


 と、グラディスがアリスに関する問題を次々と解決?していったためだ。

 てか、グラディス、アリスの扱いひどくね?

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