六章のあらすじ
みんなとの折り合いがつき始め、順調に周り始めたアリスの学校生活。
ところが、調子に乗ったアリスはあろうことかスラムの少年たちを学校に招き入れて、自分たちで勝手に勉強を始めてしまう。
そして、どういう訳か、どんどん頭が良くなってしまうアリスと友人たち。いつしか彼らは先生の手に負えないめんどくさい生徒となっていた。
生徒たちによる度重なるハイレベルな質問の嵐に、我慢の限界に達した先生たちは学校をボイコットしてしまった。
そして、ふとしたことから、ついにアリスが王女だという事がばれてしまった。
即座に、今までのいろいろな事件と学校の問題が王女のせいであると貴族たちの知るところになり、アリスの糾弾が始まり、話はアリスの王位継承にまで及び始めた。
その一方でアリスの友人たちはアリスの復学を求めて動き始めた。
そんな最中、
今回の騒ぎや、今まで学校で起こってきたいくつかの騒ぎを裏で操っていたのが、反アリスは筆頭と目されるエラスティア公であることに一彦は気がついた。
そして、その手先はアリスの身近に居たのであった。
アリスの幸せな学校生活が、反アリス派の魔の手を恐れた一彦の手によって終わるまでのお話。




