夏祭り その1
そして色々あって今日で貸し切りにできる日は最終日。今日はこの近くで夏祭りをやるらしいので僕達はそれに行くことにした。
因みに夜は花火がやるそうだ。
僕は今、みんなが着替え終わるのを待っている。
夏祭りがやるので女子グループはみんな浴衣に着替えているのだ。
「おーい翔吾ー!おまたせー!」
そして30分程待つと浴衣に着替えたみんなが出てきた。
浴衣を着ているせいかみんながいつもよりやけにセクシーに見えた。
浴衣美人って色っぽいなあ……。
「お?どーしたどーした翔吾くん。私達の浴衣姿がセクシーすぎて見とれちゃったか?」
「うん。みんながめちゃんこ綺麗でセクシーで見とれてた。」
「おおう……て、照れるな……。」
「雪美さんて結構そういうの弱いよねー。そういう言葉を言われ慣れてそうだから耐性があるかと思えば全然無いし。」
「あー、確かに明日菜ちゃんの言うこと分かる。なんか雪美さんって男を手玉にとってそうな雰囲気あるもん。」
「人聞きの悪いこというんじゃないわよ!そもそも私の初恋翔吾くんなんで!」
「あ、そうだったんですか?」
「ハッ!!翔吾くん、今のは忘れてちょうだい………。」
「了解ですよ。」
顔を真っ赤にしてる雪美さんもかわええなあ。
「はーい。イチャイチャはそこまてにしてそろそろ出発したほうが良いですよ。早く行かないと人がたくさん増えて窮屈になっちゃいますよ。」
確かにそうだな。
「よーし、それじゃあ出発しようか。」
「おっとその前に翔吾様。これを。」
そう言って天子さんは俺に何かを包んだ物を渡してきた。
「え?天子さん、これなんですか?」
「重蔵様が翔吾様にと。」
なんだろうってええっ!?
包みの中には大量の諭吉さんが入っていた。
「100万ありますよ。重蔵様がそれを使って祭りを楽しんでこいとのことです。」
「いやいやいやいやいや!これは貰いすぎですって!第一祭りにこんな使いませんって!」
「余ったらあげるとのことです」
「そーゆー問題じゃないですよ!」
「でも私も頼まれたので持っていってもらわないと困るんですよ………」
そう言うと天子さんは涙目でこちらを見てきた。
やめて!そんな目で見ないで!そんなにウルウルさせないで!
「分かりました!持っていきますよ!」
「はーい。それでは楽しんでってくださーい。」
天子さんはそういうとさっきの涙目はどこに行ったと言いたくなるくらいケロッとしていた。
「でもそれだけあればいっぱい食べられるよねー♪いっぱい食うぞー!」
「雪美さん、太っちゃうよ?」
「前にも言ったけど私、肉はお腹じゃなくて胸に溜まっていく体質だからね。後少しでGに届くのよ。」
「ただでさえデカいのにこれ以上デカくなるなんて………。」
「その脂肪がほしい………。」
「羨ましいです………。」
何がとは言わないがペタンコな咲希ちゃん&燐火&茜ちゃんが雪美さんを羨望の目で見ていた。
まあそうだろうな。3人がポ◯ポなら雪美さんはミュ◯ツーみたいなものだもんな。
「翔吾にぃ、そろそろ行こー。」
「そうだね。じゃあ行こうか。」
杏奈ちゃんが待ちくたびれたようなので僕達は出発することにした。
最初は何食べようかなー。
作者は女心をあまり理解してないので変なところがあったらいつでも指摘してください。




