混浴回 後編
さーて、次はどの風呂に入ろうかな~。
「お、翔吾くんじゃん。この炭酸風呂ちょーサイコーだよー。」
雪美さんが炭酸風呂に入っていた。
「炭酸風呂ですか。確か美容にいいんでしたっけ?」
「ピンポーン。あったりー。炭酸風呂はお肌を引き締めてハリのある肌に導き、肌を柔らかくしてくれるの。また血流の増加作用も加わるから酸素や栄養分が全身のすみずみまで運ばれるの。 そうすれば細胞の新陳代謝が活発になるから炭酸泉は美肌や肌の老化防止の効果も期待できるの。」
「へえー。詳しいんですね。」
「まあね。私は温泉巡りが趣味だからね。それより早く入んなよ。」
「あっそうですね。じゃあ失礼しまーす。ああーこれはいいですねぇ。何かシュワシュワしてて気持ちぃですね。」
「私の肌触ってみてよ。すごくすべすべよ。」
そう言って雪美さんが二の腕をつきだしてきた。
どれどれ………おお、すべすべだ!まるでシルクみたいだなあ。
「すべすべでしょ?それじゃあ今度はこっちも確かめる?」
そう言って今度はおっぱいをつきだしてきた。
「そ、それはまたの機会に!」
俺は恥ずかしくなって炭酸風呂から飛び出ると別の風呂へと逃げ出した。
次はどの風呂に入ろうが迷っていると杏奈ちゃん、茜ちゃん、燐火、咲希ちゃんがいた。
「4人とも、この風呂の効能は何?」
「あら翔吾兄さん。ここは育乳の効果があるそうなのでこれは是非とも入らなければと思いまして。」
育乳か………確かにこの風呂に入っているメンバーは杏奈ちゃん以外は胸が乏しいというかなんというか。
「育乳なら杏奈ちゃんには関係ないんじゃない?」
「いーや、私はこの温泉で胸をさらに大きくして将来、翔吾にぃを毎日欲情させるの!」
杏奈ちゃんがとんでもないことを言い出した。ほんと、この子小6なのか?ませすぎだろ。
「のぼせないようにねー。」
「「「「はーい。」」」」
次は露天風呂に行くか。
露天風呂の景色を堪能した後、僕はサウナに向かった。サウナに入ると出たときにスッキリするからね。
サウナの中に入ると明日菜と雪美さんと真理ねえさんがいた。明日菜と雪美さんがなんか張り合って真理ねえさんが何か実況しているような感じがするな。
「何やってんの?」
「あ、翔吾。今ね、我慢対決をしてるのよ。最後まで勝ち残って優勝すればフライマリン製の新アクセサリーをプレゼントするのよ。因みに私は監視役&実況役ね。」
「ゆ、雪美さ~ん?そろそろギブアップしたほうがいいんじゃなーい?」
「いやいや、明日菜ちゃんの方こそ汗が滝のように流れてるわよ。そろそろギブしたら?」
「いやいやそちらこそ。」
「いやいやいやそっちがどうぞ。」
「いやいやいやいやそちらこそ………」
そして30分後、ようやく決着が着いた。
「………ギ、ギブ、アップ……」
明日菜がとうとう限界をむかえギブアップした。
「や、やった………勝った………」
雪美さんも勝って嬉しそうだ。顔は苦しそうな顔してるから全然嬉しくなさそうに見えるが。
「翔吾様~。」
「うわあ!!」
耳元にいきなり声をかけられて俺は変な声がでた。
振り返ると天子さんだった。
「て、天子さんか………何の用ですか?」
「そろそろ食事の時間なので知らせに来たんですよ。」
あ、もうそんな時間なんだ。
「おーい、みんなー!そろそろ夕食の時間だから出るよー!」
『りょうかーい!』
そして僕は大浴場を後にした。
次は朝に入るか………今度はのんびりしたいな。
作者は女心をあまり理解してないので変なところがあったらいつでも指摘してください。




