混浴回 前編
よし、気を取り直して風呂に入ろう。温泉に浸かっておねしょ写真を公開された心の傷を癒すんだ。
大浴場の中は凄かった。普通のスーパー銭湯がちっぽけに見えるくらい凄かった。
「これがこのホテルの大浴場………す、スゴいわね………」
「はい。因みに私個人のオススメですとジェットバスと露天風呂がいいですよ。」
「へえ~って!なんで天子さんがいるんですか!」
いつの間にか僕らの近くに天子さんがいた。しかも裸で。
「何故って私、皆様の案内係ですから。」
「関係ないでしょ!とりあえずみんなのように水着着てきてください!」
僕はみんなに一緒に風呂に入るなら水着を着てと頼んだのだ。
みんな不満そうだったが土下座をしたらなんとか了承してもらえたのだ。
それでもみんなどすけべな水着にしてきたもんだ。裸とあまり変わんないじゃん。杏奈ちゃんのなんて大事なところを隠すための布はアサリの貝殻よりもちょっと大きいくらいだった。
最初に見たときは『だからそんな水着どうやって買ったんだよ!』と思ったよ。
そんなことを回想してると天子さんが戻ってきた。
「はい。おまたせしました。というわけで大浴場を楽しんでいってください。もちろんちゃんと体を洗ってからですよ。」
そして僕が体を洗っていると天子さんがやって来た。今度は何するつもりだ?
「あの、色々迷惑をかけたようなので私が体を洗いましょうか?」
僕は最初は断ったがなかなか引いてくれなかったので僕は折れて体を洗ってもらうことにしたのだが………
「ほーらご主人様。どうですか~?ほれほれ。」
「あーもう!その胸をスポンジがわりにして僕の体に擦り付けるのはやめてください!あと、ご主人様ってどういうことですか!」
「あら?男性はみんなこういう洗いかたをされるのでしょう?前に漫画で見ましたよ。あと、ご主人様はなんとなく言ってみただけです。でも、スゴいしっくりきたんで今後もそう呼ばせていただきます。」
俺は耐えきれなくなり泡を流した後、ジャグジーに逃げ込んだ。
「あ~~~~~~~~~~~~~~~~。めっちゃサイコー……………。ジャグジーってこんなに良かったっけ…………?」
「それわかるわぁ~~~~。」
隣をみると真理ねえさんが入っていた。
「そのジャグジーは重蔵様のお気に入りですからね。」
へぇーそうなんだ。
次に僕は電気風呂に入ることにした。電気風呂は好きだからね。
電気風呂に行くと真魚さんが入っていた。
「おー翔吾くーんじゃーん。この電気風呂さーいこうだーよ。日々のー疲れがとーれていくんだーよ。」
「どれどれ………あーこれはーなかーなかいいーねえ。」
「ええーこれーもじゅうぞーうさまのーおー気にいーりですかーら。」
へーえ、そうなーんだ。
そして電気風呂を堪能した僕は次のお風呂に向かうことにした。
作者は女心をあまり理解してないので変なところがあったらいつでも指摘してください。




