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恐ろしいお昼ご飯

今日はみんなで夏休みの課題を行うことにした。


今年から僕には7人の恋人ができたからね。みんなでいっぱい遊ぶためにも余計な課題はさっさと終わらせる必要があるのだ。


「あ、あの初めまして、不動茜と言います。よろしくお願いします。」


今回は茜ちゃんも呼んだ。というのも重蔵さんから聞いたのだが茜ちゃんは毎年夏休みの宿題を最終日までやらないことが多いそうなのだ。ちょっと優等生ぽかったのに意外だなあとその時の僕は思った。

それで重蔵さんに茜も参加させてほしいと頼まれたので僕はそれを快く引き受けた。


「あたしは氷室明日菜よ。よろしくね。」


「火野燐火です。よろしく。」


「あ、あのお2人は翔吾さんとどういった関係で?」


「幼馴染であり恋人の関係よ。」


「私は同じ学園の先輩後輩の関係であり恋人の関係でもあります。」


「えっ………そうなんですか………。ん?あれ?2人とも翔吾さんと恋人なんですか!?」


「そうよ。しかもあと5人いるわよ。」


「ご、5人!?だ、誰ですか!?」


「そこの杏奈ちゃんと咲希ちゃんと叔母の真理さんと真理さんの秘書の真魚さんと学園の先輩の雪美さんっていう人達よ。」


「そ、そんなに!?法律とか大丈夫なんですか!?」


「大丈夫。翔吾ハーレム考案者の真理さんを正妻として後の私達は愛人という形にすれば法律を破ることはないのよ。愛人でも翔吾から正妻と同じ愛をくれたら私達は別に文句ないし。」


「そ、そうなんですか………。なら私も………。」


「はーい、そこまでー!翔吾にぃ、早く宿題やろ!そうしよ!」


「あ、う、うん。」


茜ちゃんが何か言いかけたが杏奈ちゃんがなんか怖かったので僕は杏奈ちゃんを優先することにした。


勉強を始めた僕らはお互いに協力しあった。明日菜や燐火は授業をちゃんと聞いていないので頭が悪い。

そのため僕が付きっきりで教えている。

因みに僕は夏休みの課題は夏休みが始まって5日目で終わらせた。


後、茜ちゃんが僕に質問しようとすると杏奈ちゃんが「私が教えたげる!」とずっとレクチャーしている。

杏奈ちゃんも結構頭が良いのだ。


そして咲希ちゃんは夏休み開始からわずか1週間で宿題を終わらせたそうなので普通の問題集を解いている。2学期の実力テストに備えておくらしい。さすがに実力テストに備えるのは早すぎるような………。


そして時間はお昼。


ちょうど良い時間なので僕達はお昼ご飯を食べることにした。


「ここは親睦を深めるためにも私にご馳走させてください!」


茜ちゃんがそう言って聞かなかったので僕達は茜ちゃんに任せることにした。


「茜ちゃん、大丈夫かな?」


「まあ本人のご要望だから聞いてあげましょ。」


ピンポーン


「あれ?お客さんかな?ちょっと見てくるね。」


「うん。」


僕は下に降りた。


下に降りるとどこかの料亭っぽい服を着た人が茜ちゃんに料理らしきものを渡していた。


「ご注文された特上うな重(肝吸い付き)です。」


「はい。確かに。ありがとうございます。」


「またのご利用を。」


あの人、なんて言った?確か特上うな重って言ってたぞ。き、聞き間違いだよな。


「あ、あの茜ちゃん?」


「あ、翔吾さん。良かったら二階に運ぶのを手伝ってくれませんか?」


「あ、うん………。」



「お帰り翔………なんかすごい良い匂いね。」


「うな不死の特上うな重(肝吸い付き)ですから。美味しいですよ。」


「ええっ!?特上うな重!?しかも肝吸い付き!?」


「い、いくらしたんですか?60000円くらいです。」


ろ、60000円!?


「ちょ、ちょっとこれは高すぎない?」


「そうですかね?家ではよく食べますよ。」


「うーむ、さすが不動グループの孫娘。こんな高級ご飯をよく食べてるんだ。」


「そんなに高級ですかね?」


「めっちゃ高いから!なんか僕、罪悪感がスゴくするんだけど………。」


「確かに。小学生に特上うな重奢らせたかと思うと心が痛い………。」


「先輩達がそんなこと言うからめっちゃ食べにくくなっちゃいましたよ。」


「いいんですよ。あったかいうちに遠慮しないで食べてください。」


「じゃ、じゃあいただくよ。」


僕は一口食べた。


「…………めっちゃ美味い。」


「ですよね!私もお気に入りなんですよ!」


「そ、そうなんだ。」


「ほら、みなさんも食べてくださいよ。」


「あ、そ、そうね。」


「じ、じゃあ私達もいただきま~す………。」


「超美味しい………。」


「う~、ングング。わたしはこんなことでムグムグ。懐柔されないぞ~…………。」


「そうだ!今度鰻とは別の私のお気に入りのお店に行きませんか?そこもとっても美味しいんですよ!」


「どんな店………?」


「えーっと、蟹が美味しいお店にフグが美味しいお店にすき焼きが美味しいお店に………」


「因みにそれって1人いくらぐらいする?」


「確か1人10000円以上………」


「絶対却下!!!」


「ええっ!?気に入りませんでしたか!?」


「違うんだ。ちょっと諸事情あってね………。」


そんな高級店の代金を茜ちゃんに払わせるとなったら僕の胃に穴が開いちゃうよ。


そしてお昼を食べ終わった僕らはなんか元気を失くしちゃったので今日はこれでお開きにした。


次から茜ちゃんに食事を任せるのは絶対にやめよう。


僕は心に誓った。

作者は女心をあまり理解してないので変なところがあったらいつでも指摘してください。

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