叔母とその秘書と2泊3日でデート 2日目 遊園地
ナカジマリゾートに来て2日目、今日は遊園地のほうで遊ぶつもりだ。
「絶叫系全制覇してやる!」
「どうしたの?翔吾くん。」
「翔吾はね絶叫系がものすごい大好きなのよ。前にデズニーに行ったときも2日でランドとシーにある絶叫系を全て乗るほどだからね。」
「すんごい絶叫系好きなんですねぇ。」
「ま、これは翔吾に限った話じゃないけどね。私も絶叫系大好きだし、というか私の知ってる範囲内での親族は全員絶叫系好きだったわよ。それこそ杏奈と咲希も絶叫系は大好きだしね。だから正直私もここの絶叫系に乗れることにものすごく興奮してる。」
「なるほど………それじゃ最初は何乗ります?やっぱりこの遊園地で一番有名なスチームドラゴン3000にするんですか?」
「いやいや真魚さん。最初にメインディッシュに乗ってどうするんですか。」
「そうよ。スチームドラゴンは最後の楽しみにとっておくものでしょ。」
「そうそう。最初はバイキングとかそういう系のやつに乗るんだよ。」
「バイキング………あのデカイやつ?なんで?」
「バイキングは言わば前菜みたいなものさ。それに乗って体を慣らしておくんだ。それじゃ行こうか。」
そして僕らは絶叫系を楽しんだ。大きな遊園地だけあってスチームドラゴン以外にもものすごく楽しいジェットコースターがあった。
さあいよいよメインディッシュだ。
「これがスチームドラゴン3000か……。」
「いやーデカイわねー。」
「ほ、本当に乗るの……?」
「どうしたのよ?怖いの?」
「こんなデカイジェットコースター乗ったことないので………そうだ。翔吾くん、私、正直今すごいビビってるので隣に座ってもいい?」
「隣?別にいいよ。」
「よっしゃ!この状態なら全然大丈夫です!」
「いいなー真魚。」
「いやーさすが海外でも有名なスチームドラゴンだ。ものすごい迫力だったね。」
「私最高すぎてちょっと涙出そうだったわ………。」
「私はもう遠慮したいですかね……。いくら翔吾くんが隣にいたとはいえ、怖すぎましたもん………。」
「それじゃあ最後は観覧車に乗りましょうか。遊園地デートといえば観覧車だもんね。」
「それ賛成です。スチームドラゴンを今すぐ忘れたいです。」
というわけで最後に乗るのは観覧車だ。
観覧車に乗った僕らは景色を見ながらどんどん上に昇っていった。
「観覧車に乗るカップルって大体キスとかするわよね。」
「確かに。この前読んだ少女漫画に観覧車乗ってキスするシーンありましたよ。」
「………」
「………」
「………」
「あの………キスする?」
「えっ!?」
「いいんですか!?翔吾くん!」
「ま、まあ2人とは昨日恋人の関係になったし………。」
「そ、そうね。私達はカップルなんだしキスくらい………」
「ダ、ダメですよ!さすがにキスはみんなに申し訳ないですよ。」
「はっ!そ、そうね。お先に恋人になった私達が翔吾の初キスを奪うというのは………。」
「キスなら前に明日菜とデート行ったときにされたけど………」
「「はあっ!?」」
「ほ、ほーう。明日菜ちゃんと………いくらデート中は条約が無効化されるからといってもキスするのは………」
「これはさすがにギルティーですね。重い罰執行しなければ………」
「え、えーと………それでキスは………」
「「もちろんする!」」
それで結局僕らはキスをした。途中で真理ねえさんと真魚さんは興奮したのかディープを連発してきて、正直理性が崩壊しそうだったがなんとか持ちこたえることが出来た。
でも係の人にはバレてたらしくめっちゃニヤニヤされた。
作者は女心をあまり理解してないので変なところがあったらいつでも指摘してください。




