焼き肉としゃぶしゃぶとお寿司
カリカリカリカリ……。
キーンコーンカーンコーン
「はいテスト終了だぞー。後ろの席の人は答案用紙を回収してー。」
テスト全教科が終わった。やっとテストが終わった~!
「よっしゃテスト終わったー!」
「なあなあテストどうだった?」
「あー最悪!これ間違えたー!」
「帰りどこ行く?」
クラスメイトもテストが終わってはっちゃけている。
「おいお前らー!まだテストしてる教室もあるから静かにしろー!静かにしないと減点するぞー!」
先生がそう言うとクラスの騒がしさはあっという間に鳴りを潜めた。
そして先生の長い話が始まり五分ほど先生の話が続いた。
「みんな守らないと思うけど帰りに寄り道したりしないでまっすぐ家に帰るんだぞ。それじゃテストお疲れ様でした。さっきも言った通りまだテストしてる教室あるから学園出るまで静かにして帰れよ。解散!」
やっと先生のながーい話が終わった。
「ねえ翔吾。帰りに何処か寄ってこ?」
「うん。実は僕みんなと行きたい店があるんだ。」
「行きたいところ?何処?」
「それは着いてからのお楽しみということで。」
「ここが連れてきたかったところですか?先輩。」
「そ、テスト勉強頑張ったでしょ?僕からのご褒美だよ。」
「焼き肉なんて久しぶりだね!でもテストしてない私も良いの?翔吾にぃ。」
「杏奈ちゃんはテスト期間中、咲希ちゃんの代わりに色々家事やってくれてたもんね。」
「杏奈ちゃん偉ーい!でも私も良いの?」
「いつものメンバーで行くのに雪美さん1人だけ仲間外れってのは嫌ですから。」
僕らが来たのはまんぷく次郎っていうお寿司と焼き肉としゃぶしゃぶが食べ放題のお店だ。
テストを頑張ったご褒美に僕がみんなに奢るのだ。
テストしてない杏奈ちゃんはテスト期間中に色々サポートしてくれたし雪美さんは1人だけ仲間外れにするのは可哀想だったので誘った。
「でも私達全員に奢るなんて大丈夫なんですか?先輩。」
「そうだよ。さすがにこの人数じゃ結構お金かかるんじゃ………。」
「平気平気。僕、こう見えて結構お金持ってるから。遠慮しないでたくさん食べてよ。」
「そうよ2人とも。たっくさん食べましょうよ。さあさあ注文しましょ。」
「何頼むー?」
「私は~しゃぶしゃぶ用のこの牛ロース!」
「しゃぶしゃぶならネギと白滝も入れよ!」
「僕は焼き肉用のカルビとロースとご飯頼も。」
「ちょ、雪美先輩モデルなのにそんなに頼むんですか!?そんなに食べたら太っちゃいますよ!?」
「大丈夫大丈夫。私、いくら食べても全然太らない体質なのよ。前もモデル仲間と焼き肉行ったときにもこれでもかってくらい食べたけど全然太らなかったし。」
「ず、ずるい………。」
「きっと食べた分だけお腹じゃなくて胸のほうにいってるのね。くっ………妬ましい………。」
「翔吾にぃ、私が育てたお肉だよ!あーんして!」
「あっ、ズルい!翔吾くん、私が焼いたお肉もどうぞ!」
「では私はこちらの肉棒を。」
「ソーセージって言いなさいよ!なんかいかがわしいわよ!」
「先輩!こっちの玉ねぎも美味しいですよ!」
「僕にばかり食べさせないでみんなも食べようね。」
それから僕達はしゃぶしゃぶ、焼き肉、お寿司をたくさん食べた。
雪美さんが想像以上に食べることにみんな驚いたりみんながソーセージを色っぽく食べるという変な勝負をしたりなど色々あったがすごく楽しかった。またみんなで来たいな。今度来るときは真理ねえさんと真魚さんも一緒に呼んで食べよう。
作者は女心をあまり理解してないので変なところがあったらいつでも指摘してください。




