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恐怖のテスト勉強

今日は杏奈ちゃんと雪美さんを除いたメンバーで図書館に来た。


理由はテスト期間に入ったからだ。


最近色々あってすっかり忘れていたが昨日からテスト期間に入ったのを思い出したので僕は今日のお昼にそれを伝えた。


3人ともそれをすっかり忘れていたようで今日は急遽図書館に行くことになったのだ。


そして今、僕は図書館の中で明日菜と燐火に勉強を教えながら自分の勉強をしている。


僕の学年順位は一応上位の方に位置しているが明日菜はお世辞にも頭が良いとは言えない成績をしており、燐火も学年順位は下から数えたほうが圧倒的に早い位置にいるらしいので僕が教えている。


因みに咲希ちゃんはめっちゃ頭が良く、よく学年1位になっているらしく僕が教えることが全く無いので1人で勉強している。


因みに明日菜がやっているのは数学、燐火がやっているのは物理だ。


「ねえ翔吾、ここがわからないんだけど………」


「ん?ああ、ここはねここをこうして…………」


「ふんふん。なるほど……。」


「先輩、この問題を解くコツを教えてほしいんですが………」


「えーと、これはねここをこうしてこの公式を当てはめると………」


「あっ出来ました!先輩すごいです!」


「翔吾って頭良いわよね。なんでそんなに頭が良いの?」


「そうです。その頭の良さを私達に分けてほしいです。」


「そんなこと言われても授業ちゃんと聞いて復習してるだけだよ。というか明日菜はよく授業中に寝てるじゃん。」


「だ、だって授業って聞いてるとすごく眠くなるんだもん………。」


「それわかります。私もなんか授業聞いてると眠気が襲ってきて気付いたら授業が終わってるんですよ。」


「だよね!」


『だよね!』じゃないよ!2人の頭が悪い理由は絶対それだろ!


「授業中に寝なけりゃ済む事じゃないですか。」


「咲希ちゃんの言う通りだよ。」


「出来る人には出来ない人の気持ちはわからないんです!」


「そうよそうよ!」


「あの~図書館内では静かにしてもらえると助かるのですが。」


「「「あ、ごめんなさい。」」」


職員の人に注意されてしまった。







職員の人に注意された僕らは


「先輩、この問題なんですけど………」


そう言って燐火は体を押し付けてきた。特に胸のほうを………。や、柔らかい………。


「あっ、ちょっと翔吾。こっちの問題を教えてほしいんだけど………」


今度は明日菜がそう言って僕に体を押し付けてきた。明日菜は何がとは言わないが体の一部分が小さいので感触は伝わらないが体を近づけるということは当然顔も近づくということだ。


明日菜の顔がぼくの近くに来た。そこにはこの前僕にキスをしたぷるぷるの唇があった。僕はキスされたことを思い出しておもわず顔を赤らめてしまった。


明日菜もその事を思い出したのか顔を赤らめていた。


すると突然何かを叩く音が聞こえた。


音がした方向を見ると咲希ちゃんが謎の黒いオーラを出しながらこっちを睨んでいた。咲希ちゃんはこぶしを握っていたので音源は咲希ちゃんだと確信したが咲希ちゃんが発する黒いオーラと雰囲気に何も言えずにいた。


「すみません。蚊がいたもので。」


「「「そ、そうですか。」」」


咲希ちゃんは黒いオーラを発しながらニッコリと笑って、しかし全く笑ってない目をしながらそう言った。


その雰囲気にビビった僕、明日菜、燐火はその後、閉館時間になるまで怯えながら勉強した。

作者は女心をあまり理解してないので変なところがあったらいつでも指摘してください。





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