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中学生とデート

今日は咲希ちゃんとデートの日だ。


けど今日の待ち合わせ場所はいつもの場所ではなく家だ。


確かに家の方が効率がいいけどこういうのは外で待ち合わせするものだって杏奈ちゃんが言ってた。


なんで家の中で待ち合わせするんだろうと思っているといつもの格好をした咲希ちゃんがやって来た。


「それじゃあ早速デートを始めましょうか、翔吾兄さん。」


「う、うん。それじゃあどこに行く?」


「?外には出ませんよ。」


「え?外に出ないの?それじゃあデートとは言わないんじゃ…………。」


「いいえ、デートとは外で遊ぶものだけではありませんよ。私がするのは家デートです。」


「家デート?なにそれ。」


「家デートというのは家でゆっくりと楽しむデートのことです。できることは限られてますがその代わり2人きりの状態を誰にも邪魔されることはありませんよ。そのために今日は真理姉さんと杏奈に夕方まで外に行ってもらったんですから。」


なるほど。道理で朝から真理ねえさんと杏奈ちゃんを見かけないなと思った訳だ。


「翔吾兄さん、3人とのデートはどれも外出してしましたよね。なので今回は家デートという形にしてみました。」


「家デートって何するの?」


「映画を観たり普段頼まないような豪華なデリバリーを頼んだりといろいろありますよ。」


それが家デートか………面白そう!


「興味が湧きましたね。それじゃあ今から家デート開始です!」


「最初は何する?」


「映画でも見ましょう。実は昨日のうちにTATSUYAに行ってビデオを借りたんです。翔吾兄さんの好きな映画もありますよ。」


「えっほんと!?観たい観たい!」


「ふふっそれじゃあ一緒に見ましょうか。」


そして僕と咲希ちゃんは一緒にレンタルした映画を観た。


因みに観たのはジ◯◯キーチェンとか◯ルース・リーのカンフーモノや海外の恋愛モノだ。


そして3つ目の映画を観終わったとき、僕と咲希ちゃんのお腹の音が鳴ったので咲希ちゃんが言ってた普段頼まないような豪華なデリバリーを頼むことにした。


「ねえねえ咲希ちゃん、なに頼む?」


「うーんそうですねー。やっぱり豪華といえばお寿司ですかねえ。」


「寿司………あっ、ここの金のさらってところの百合(ゆり)3人前にしようよ。」


「7170円………スゴく高級ですね……。これにしましょう。」


そして注文してしばらくしてからお寿司が届いた。


「おお……これが7170円のお寿司か………。どことなく高級感がする………。」


「こんな高いお寿司をデリバリーして食べる………。なんか私、わくわくしてきました!」


「それじゃあ早速食べよう!」


「はい!」


僕と咲希ちゃんは寿司を食べた。高いだけあって普通の回転寿司よりずっと美味しかった。








「美味しかったね。僕はホタテが一番美味しかったかな。」


「私は生エビが一番美味しかったです。」


お寿司を食べ終わった僕と咲希ちゃんはどの寿司が一番美味しかったか話していた。


「ところで次は何するの?」


「次は一番のメイン………。一緒にお風呂です!」




「へぇー……………………………………………………………………………えっ!?」


風呂!?今風呂って言ったよね!?


「ふ、風呂ってあの体を洗うやつだよね?」


「逆にそれ以外に何があると?」


「いや咲希ちゃんも年頃だから一緒に風呂ってのはちょっと………。」


「大丈夫ですよ。心配なら水着を着れば良いですし。」


「ま、まあそれなら………。」


「決まりですね。さあそれじゃ早速お風呂に入りましょう。」





そんな訳で僕は今水着を着てお風呂にいる。


咲希ちゃんが「私が来るまで待っててください。」と言っていたからだ。


そして待っているとついに咲希ちゃんが入ってきた。


……………あれ?


なんで咲希ちゃん水着着てないの?なんでタオルだけなの?


そんなことが頭をよぎったがとりあえず僕は叫ぶことにした。


「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」


「どうしたんですか翔吾兄さん。そんな大きい声を出して。」


「な、な、な、なんでタオルだけなの!なんで水着着てないの!」


「なんでって私は『水着を着れば良い』とは言いましたが『水着を着る』とは一言も言ってませんよ?」


確かに言ってなかったけどさぁ!


「まあまあ良いじゃないですか。それじゃまずは翔吾兄さんの体を洗いますよ。」


「背中だけだよ!前は絶対にダメだから!」


「仕方がないですね。」


そう言って咲希ちゃんは僕の体を洗い始めた。


咲希ちゃんは特段変なことはしてこなかった。でも耳に息を吹き掛けるのはヤメテ!


そんなこんなで僕の体は洗い終わった。


「さあ次は私の体を………。」


「それは絶対にダメ!!!!」


「むう………まあ良いでしょう。」


そして僕と咲希ちゃんは体を洗い終えたので湯船に入った。


「さ、咲希ちゃん………。」


「なんですか?翔吾兄さん。」


「なんで対面で入らないでカップルみたいな入りかたするの!?」


「まあ良いじゃないですか。ほら私を抱き締めてくれてもいいんですよ。」


「無理!」


「全く……いけずなんですから。」



そんな感じでいろんなことが起きたがとりあえずお風呂タイムは何とか終わり、しばらくしてから杏奈ちゃんと真理ねえさんが帰ってきたので咲希ちゃんとのデートは終わった。


というか咲希ちゃんとの家デート…刺激が強すぎだよ………。嫌ではなかったけど。

作者は女心をあまり理解してないので変なところがあったらいつでも指摘してください。





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