メンバー追加
「…………………」
「…………………」
「…………………」
「…………………」
「あ、あの~…………」
僕はいつものように屋上で杏奈ちゃん、咲希ちゃん、明日菜とお弁当を食べようと屋上に向かっていたら偶然燐火に会ったのでみんなに紹介しようと思って一緒に屋上に連れていった。
因みにいつもは明日菜と一緒に行くんだけど今日は僕がトイレに向かったため、明日菜は先に屋上に向かった。
それで僕と燐火が屋上に行くと3人は燐火の姿を見た途端、全然しゃべらなくなってしまい、燐火の方もしゃべらなくなってしまった。
そしてお弁当を食べ始めたところで今に至るという訳なんだけど…………全然しゃべらないな。まるで通夜みたいだ。
そんなことを思っていると杏奈ちゃんが話しかけてきた。
「翔吾にぃ………その人が昨日言ってたナンパされてた人?」
「あ、う、うん。火野燐火って言うんだよ。」
「…………初めまして火野燐火です。翔吾先輩には昨日しつこいチャラ男にナンパされていたところを助けてもらいました。」
「私は神代杏奈………翔吾にぃの妹的存在………。」
「僕は本当の妹みたいに思ってるけど……。」
「それじゃダメなの!」
「は、はい………。」
スゴい迫力だったな………。
「私は神代咲希と言います。翔吾兄さんの生活のお世話をしています。」
「えっ!?翔吾先輩!それほんとですか!?」
「家事をしていることを変な言い方にするのはやめなさい。」
「なんだ………良かった………。先輩が年下の女の子に養ってもらっているのかと思いました。」
「僕はそんなことする人間じゃないやい。」
「あたしは翔吾の幼馴染の氷室明日菜よ。翔吾とは小さい頃からずっと一緒なの。そうずっとね。」
何故二回言う?
「まあ貴方の存在は認めることにしましょう。翔吾兄さんが口説き落としたのなら私達のメンバーの一員に加わることを認めましょう。」
口説き落としたって何だよ人聞きの悪い。
そして僕達はお弁当を食べるのを再開した。
いつものおかず交換で僕は燐火の卵焼きと交換した。燐火は咲希ちゃん並みの料理の腕前だった。
それを伝えると咲希ちゃんは燐火をライバルに認定すると言って今度勝負すると言い出した。
そして食べ終わると同時に屋上が開いて雪美さんがやって来た。
「ごめーん講義で遅くなっちゃって………あ、あれ?も、もしかしてもう食べ終わっちゃった………とか………?」
僕達は無言で頷いた。
僕達が食べ終わったと知ると私も一緒に食べたかったと騒ぎだした。
こうなると雪美さんは止められない。仕方ないので雪美さんに何がしたいか聞いてみた。
雪美さんは俺にあーんされながらお弁当食べたいと言った。
雪美さんを満足させるために僕は雪美さんのお弁当全部をあーんで食べさせた。
途中で口移しで食べさせてとリクエストしてきたがさすがにそれは無理だったので今度何かひとつお願いをきくという形で勘弁してもらった。
因みにそれを見てあた4人が機嫌が悪くなったので今度何かしてあげると言ったら雪美さんと同じことをしてほしいと言われた。
まあ恥ずかしいけど僕も男なのでこんな可愛い子達にそういうことが出来るのはちょっと嬉しいので引き受けることにした。
そういえば今日は陽子いなかったな。
僕としては顔も見たくなかったのでちょうど良かったけど。
作者は女心をあまり理解してないので変なところがあったらいつでも指摘してください。
こっちの小説も気が向いたら見てください。
https://book1.adouzi.eu.org/n9734ht/




