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あな嫁~あなたの目の前に野生のお嫁さん候補(お嬢様)が現れた!!入力コマンドは!?……だがしかし、コントローラーにシカトされてしまったようだ。~  作者: 立花ユウキ/scarlet
第4章本編『そして旅支度の果てに……』

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第94話 私たちはアナタ達とは違う世界から来たのです!!

「あ~ところで……この剣はどこに動力源があるのかなお兄さん? たぶんだけど……持ち手部分(グリップ)なのかなぁ~? ……アリッサはどこにあるか分かる?」

「そうさね。剣身に埋め込まれてる様子もないし、一般的な剣に使われてる『飾りの宝飾石』も見あたんないしね。あたいも持ち手(グリップ)に仕込まれてるんだと思うね」


 ジャスミンもまた武器を専門に扱ってるアリッサでさえも、『聖剣フラガラッハ』の動力源がどこにあるか理解できないようだ。

挿絵(By みてみん)

「おいおい……お前ら『専門家』なんだよな? そんな事も分かんねぇのか? ほんと大丈夫なのかよ……」


 そうつい口に出してしまってから、オレは余計な事を言ったと激しく後悔した。


「えっ? お兄さん何言ってるの? 剣によっては製鉄する段階(・・・・・・)から剣身部分(ブレイド)に混ぜ込む場合もあるし、さっきアリッサが言ったように『飾りの宝飾石』として剣が完成してから外側に装飾品として埋め込む場合もあるんだよ! ね、ねぇアリッサぁ~このお兄さん達『モノ』を知らないの? ……なんか変だよね?」

「……のようだね。アンタらどっから来たんだい? もしかしなくても、この国の者じゃないだろう? もしかしてアンタら魔王軍の手先じゃないのかい!?」


 アリッサはカウンター上に置いていたサーベルを手に取ってると、刃をオレの方へと差し向けてきた。

 どうやらオレの余計な言葉に対して、店主二人が過剰反応を示したようだ。


「(こ、これはもしかしてマズイ状況なのか? だとしたらオレがこの世界じゃない、別の世界(異世界)から転移して来た(・・・・・・)って事は言わない方がいいよな……)」

「ええそうですよ。私たちはアナタ達とは違う世界から来たのです!!」

「(な、なんでこのクソメイドは、毎度毎度斜め上の言葉をお口になさるでございますでしょうかね!! もうさ故意だよね? いとおかしい(・・・・・・)くらいの故意っぷりだよね?)」


「何そうだったのか!?」

「静音、その話は本当なの!?」


 そして何故だか天音と葵ちゃん双子コンビもワンテンポ遅れて、静音さんの言葉に面白顔表記で反応を示した。「おいてめえらヒロインも一緒に(・・・)『異世界転移した』側だろうがっ!! 何でそこ(・・)に驚いて反応してんだよ!?」と読者は思ったんじゃないか? ふふんオレだってな、読者の心くらい読めてるんだぜ! 補足するなら天音達の反応は至極真っ当なんだぞ! 何故なら第10話末で静音さんが補足してたな!詳しく知りたければ、ログるがいいさ!


 だがしかし、読者は誰もログることはなかったのだった。 完


 ル~ルルルルゥ~♪ ルルルルゥ~♪


『あな嫁-制作スタッフ-』

<タイトル>

あな嫁~あなたの目の前に……


「って待て待てぃ~~~っ!! 何でまたエンドロールが流れてるんだよ!? しかも文字だけだから(・・・・・・・)読者に判らねぇようにって、別の曲バージョン2を流してんじゃねぇよ!? 制作費削減(コストカット)はどうした!? あとまだ物語終わってねぇだろうがっ!! また読者から『もしかして打ち切りになったんですか?』って感じの質問が来ちまうだろうが!! 大体なんだよ書籍化もしてねぇのに打ち切り(・・・・)ってワードわ!! そんなの本気で怖すぎんだろうがっ!!」


「はぁはぁ……」っと息を切らせながらに全身全霊のツッコミを入れた。


「へっ……お、お兄さんどうかしたの? いきなり叫んだりしてさ」

「なんだいなんだい。アンタ病気持ち(・・・・)だったのかい?」

「前にも同じようなことがあったが……キミ、本当に大丈夫なのか?」

「お兄さま……お可哀想に……」

「もきゅ~っ」

「(や、やべぇっ!? 何か知らねぇけど、ヒロインとサブヒロイン共から頭が完全におかしいヤツだと思われてんぞ! どうするんだよおい!!)」


『ここで貴方を救うべくして、久々の選択肢を導入いたしますね! 以下から選んでなのにゃん♪』


『いや、大丈夫だから心配するな』いやいや無理だからね(笑)

『実はオレ……ちょっとアレ(・・)なヤツだったんだ』どれですかね? (すっ呆け)

『ぷぎゃぁぁるるぅぅ、ふぁ~お! ふぁ~おっ!! おおっ! おおうっ!! バロサン! バロサン!! ……おかぁ~さぁ~ん♪』もしこのような人や魔法の杖(ワンド)を見かけたら有無を言わさず、しかるべき病院へ連れて行きましょう♪


「(こ、ここから選べとな? ……それさマジで言ってんの? もうただでさえ読者から『イカれてる』とか『おかしい』とか言われてんのに、追い討ち……ってか死亡フラグも真っ青状態(ホンマもん)になっちまうんじゃねぇのか? あと何で選択肢の野郎の語尾が猫語になってるんだよ!?)」


 選ぶに選べない選択肢の数々。相も変わらずロクな選択肢が用意されてなかったのだ。「正直ここまでアレな選択肢を導入してくる作品も珍しいんじゃないのかい? どう思う?」とは思っても口に出したら最後、有無を言わさず人気の無い山奥の病院に送られてしまうと感づき、この状況を華麗にスルーできる言葉を模索する。


「あ、あー……最近さ。オレ……疲れてんだわ。だからさ……な、何かごめんな、みんな……」


 これがオレが出来る最善の言葉。「もうスタートしてもいいよね?」の病死寸前少女状態だった。これでダメなら……っと諦めかける。


「そうなんだぁ。……お兄さんも大変なんだね」

「なんだいそうだったのかい? ……それなら仕方もないさね」

「うむ疲れると、思考が鈍くなるからな! ちゃんと休むのだぞ!!」

「お兄さま……お可哀想に……」

「もきゅ~っ」


 オレの起死回生の言い訳でどうにか納得してくれたようだ。ってか最後の2人(正確には1人と1匹)セリフ同じなんだけど、大丈夫なのか? 手抜きか? それとも……。

 葵ちゃんともきゅ子を心配するよりも、まずは自分の置かれている立場を心配すべきだろうな!



 常に自分本位になりつつ、お話は第95話へとつづく

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