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あな嫁~あなたの目の前に野生のお嫁さん候補(お嬢様)が現れた!!入力コマンドは!?……だがしかし、コントローラーにシカトされてしまったようだ。~  作者: 立花ユウキ/scarlet
第4章本編『そして旅支度の果てに……』

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第85話 この世界では考えたら『負け』が定石《セオリー》

 前回までのあらすじ!!

 どうやら『魔法使い』になるには『30歳+童貞』のダブルステータス(ある意味ダブルリーチ)を必要とするようだ。しかもダブルスコアである、『60歳+童貞』だと『大魔法使い』へと転職してしまうらしい……



「(……ってかヒロインズ(コイツら)、出逢ったその日に『オレの子供が欲しい!!』とか3人して言ってたクセに、何でオレを『童貞神』に(まつ)り上げようとしてんだよ!? そもそも矛盾してんだろうがっ!!)」


 ……とは思ってもその真実を知るのが怖くなり、オレは天音達(ヒロインズ)に奉られながらに、物語を進めるためジャスミンへと話しかけた。


「そっか……医者の代わりに、『魔法』で治療するのかぁ~」

(そういえば、天音や葵ちゃんを生き返らせてくれたのも、静音さんがなんとかって魔法をかけてくれたからだったよな? ……そういえば、オレも門番に殺されたんだったよな? ……じゃあ、あのときも静音さんがオレを生き返らせてくれたのか???)


 オレは今更ながらに、オレや天音・葵ちゃんを生き返らせてくれた事を思い出し、静音さんに感謝の言葉を言わなければっと声をかけた。


「しず……」


 …………いや、言いかけてそこで止まったしまった。何故なら……


「(そういや教会で天音達を生き返らせる前……静音さん、あの武器『モーニングスター』で撲殺しまくってたよな? もしかして……オレの時もアレ(・・)をやられたんじゃ……)」


 そう思ってしまうと静音さんに感謝していいのやら、逆に(いきどおお)っていいのやらの感情が、オレの中で渦巻き錯綜(さくそう)してしまう。


「(……まぁ今更だしさ、追々(おいおい)言えばいいよね?)」


 オレは大都会にあるビルディングマーク『oioi(おいおい)』を間違った読み方そのままに納得することにした。……ほんと言うと教会で『寄付』と言う名目で、金盗られたのを思い出しただけなんだけどね。



「じゃあ、治療できるのは『魔法使い』だけなのか?」


 オレはジャスミンに続きを促すように疑問を聞いてみた。


「ううん。『魔法使い』は『魔法』が使えるけど、基本的には『攻撃専門』なんだよ。『治癒(ちゆ)魔法』は一般的には『補助魔法』って言われてるんだけど、扱えるのはぁ~……お兄さんのところにいるあの人のように『僧侶』か、更に上級職の『攻撃魔法・補助魔法』どちらも扱える『賢者』だけだね」


 ジャスミンはもうオレをイジるのに飽きて、店内を見回してる静音さんを指差した。


「そうなのか! ……あれ? でもさ……静音さんは『女』だぜ? 魔法使いみたく制限ってか、制約があるんだろ? ならそれで『魔法』を使える『僧侶』とかになれるもんなのか?」


 魔法を使える『魔法使い』になれる条件は、『童貞+30歳オーバー』だとさっき説明を受けたばかりだった。『女』ではそもそも、魔法使えるとのさっきの説明『童貞』の部分に矛盾が(しょう)じてしまうのだ。それに静音さんはオレと同じ高校1年生。いくらなんでも女子高生(JK)が30歳って設定はないだろうし……。


挿絵(By みてみん)

「あ、言い忘れてたけど、女の人には男の人のように『なれる・使える』制限はないんだよ。ボクは『商人』だから理由まではわかんないけどね……」

「はっ? 何々それどうゆこと?」

(何その男女差別感満載な設定なんだよっ!? このご時勢にそんな差別を……ってそういや、ここ(・・)は現代じゃないんだよな。古い時代のようだし、それも仕方ない事なのかな? でも中世だと魔女狩りなんてのもあったくらいだし……)


「でもさ、お兄さん。考えてもみてよ。おばあさんが(ほうき)に乗ったりするのって定番だけどさ、あれ見てどう思う? 仮にお兄さんが下にいて見上げると、下着とかネグリジェが見えちゃうんだよ。それもピンクとかの……なんか描写的に嫌じゃない?」

「あー…………確かに。クソババア、あんま調子乗ってんじゃねぇぞっ!! って怒りが湧いてくるわな!」


 オレは年下も年上もイケる全範囲対応(オールラウンダー)仕様だったが、さすがにトリプルスコア(48歳)を過ぎてしまうと射程外(NG)である。しかも下着ピンクって、なんだそのタンポン買って見栄を張るみたいな(くだり)は? そのバアさん誘ってんのか? ……怖すぎんだろうがっ!?


「ま、あまり細かく考えないのがこの世界のしきたり(・・・・)なんだから、お兄さんもそんなイチイチ物事を深く考えると、疲れ果てちゃうから気をつけた方がいいよ♪」

「ああ……そうするわ」


 何度も言ってるが、この世界では考えたら『負け』が定石(セオリー)のようだ。



「……で、何の話だっけ?」


 オレは脱線した話を本線に戻そうと試みたが、そもそも『本線』が何なのかすら覚えていなかった。


「あ~たぶん『薬草』に関してはこれで終わりでいいんじゃないかな? 仮に分からない事があっても、その都度周りの人がお兄さんを説明して助けてくれると思うよ。なんせお兄さんが来るのを『ちゃんと待機して、持ち場で待ってるように!!』って街のみんなは厳しく言われてるからね♪」


「この街の住人は、そんな出番待ちしてたのかよ!? どんだけ出番(セリフ)欲しいんだよ……ったく」

(大体誰に命令されてんだよこの街の住人わっ!! この世界の王様? それとも作者? うーん、ほんとよくわからん世界だよなっ!!)


 そしてようやく『薬草について』が終わり、「そういや『薬草』ネタだけでずっと引っ張ってたんだよなぁ~」っとは思っても口には出さず、オレは次の商品に目を向けることにした。



 そこらに住人を全裸待機させつつも、まだまだ道具屋の話を描きつつ、お話は第86話へとつづく

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