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あな嫁~あなたの目の前に野生のお嫁さん候補(お嬢様)が現れた!!入力コマンドは!?……だがしかし、コントローラーにシカトされてしまったようだ。~  作者: 立花ユウキ/scarlet
第4章本編『そして旅支度の果てに……』

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第68話 チョロいヒロイン……略して『チョロイン』登場!!

 前回までのあらすじ!!

 どうやらアリッサが欲しい相手とはオレではなく、もきゅ子のことだった。オレは『自分が選ばれた!!』っと1人盛大に勘違いして赤っ恥をかいたオレだったが、もきゅ子からアヘってる(・・・・・)アリッサの元、略して『アヘリサ』の所には行きたくないと、もきゅもきゅしがみつかれアリッサを説得することにしたのだった……



 頭をフル回転させ、どう切り抜けるか1話を挟んで考えてみた。


「(うーん……ってそうか!? そもそも正論で突破するしかないんだよな!)」


 オレはとりえあず今考え付いた正論武装を用いて、アリッサと正面から話合うことにした。


「アリッサ。もきゅ子は女の子だし、それにまだ子供なんだぞ。だからもきゅ子がもう少し大人になってからだな……」

「女の子とか子供や大人って……アンタ一体何言ってんだい? もしかして何か勘違いしてないかい?」

「……へっ? か、勘違い???」


 もももも、もしかして、またオレの勘違い祭りだったの???


「ああそうさ。あたいはカワイイ物に目がなくてだね。夜眠る時もクマさんやキツネさんなんかのぬいぐるみと一緒じゃないと、眠れない性質(たち)なのさ。だからこの子の事は、抱き枕代わりにしようと思っただけさ」

「…………2重の意味でマジ?」

「ああ、もちろんさ。……って2重の意味ってどうゆう意味なのさ!?」

挿絵(By みてみん)

 アリッサがぬいぐるみと一緒に寝てるのも、もきゅ子を抱き枕代わりにしようとしていたのも、オレにとっては衝撃だった。

 だが、すべてはオレが勘違いしたのが始まりだったわけなのだ。


 どうにか話を逸らし、この場を誤魔化せねばならない。

 そうしなければ天音達(ヒロインズ)とアリッサに誤解が生じ、今後のオレの人生が悪いほうにいってしまう。それだけは避けねばならなかった。


「あ、あの……」

「もしかしてアンタ……いやらしい事をあたいとこの子とで、考えてたんじゃないだろうね!!」

「ぶはっ!?」


 いきなり図星を突かれてしまい、動揺しまくるオレがいる。


「……あ、ある~ひ~♪」

「今度は童謡を歌って誤魔化そうってのかい!?」

「ぶっ!!」


『動揺』と『童謡』をかけた渾身のボケに対して、アリッサは容赦なく先回りツッコミを入れてきた。

 もはや誤魔化せないこの状況!! ……さて、どうする?


『ぐへへ~っ。姉ちゃんオレも交ぜてくれよぉ~♪』首がポロリする瞬殺エンド

『もきゅ子を諦める』もきゅ子バッドエンド

『ぐだぐだ言ってねえで、黙ってオレの言うことを聞きやがれ、この売女(ビッチ)が!!』これだ!!



 さすがに3番目を選択する冒険者はいないよな? ……さてと、どれを選んでもロクな結果になりませんよ~っといつもどおり思い悩んでいると、


「もきゅっ!」

「おおっもきゅ子! オマエは3番目がいいのか……じゃあそれで♪ ……んっ??? っておいおいマジかよ!?」


 もきゅ子が勝手に選んだのは、3番目の選択肢だった。


「ちょっまっ!!」


 キャンセルする間もなく、物語は勝手に進んでしまう。


挿絵(By みてみん)

「なんだい? まだ文句あるっていうのかいこの変出者が!! 何ならお城の兵士を呼んでも……」

「ぐだぐだ言ってねえで、黙ってオレの言うことを聞きやがれ、この売女(ビッチ)が!!」

「「「…………」」」


 その瞬間…………世界が静止した。


 お姉さんはもちろん天音達も、誰もオレが暴言を吐くとは予想していなかったのだろう。

 みんな一言も発せずに固まっていた。


「(やややや、やっちまったーっ!? モブのお姉さんにとはいえ、こんな暴言を主人公であるこのオレが口にしたら、更に状況が悪化するに決まってるよな!?)」


 まぁ選択肢したのはもきゅ子なのだが、他の人にはそんなことは関係ない!!ただオレが暴言を吐いた事になってしまっている。ただそれだけで十分なのだ。

 これから起きるであろう、バッドエンドを目にしたくないから目をぎゅっと瞑り、そして……そのときを待った。……待ったのだが、


「(う、うん??? ……何も起こらないぞ?)」


 そっと目を開けてアリッサの方を見る。すると、


「きゅん♪」

「……へっ?」


 なんかよく解らないが、アリッサは目をハート型にしてオレを見ていた。


「(何々これはどうゆうこと???)」


 混乱するオレを尻目に、アリッサが口を開いた。


「アンタがそうゆうってんなら……や、止めてあげてもいいさね(裾くいくい)」


 意外や意外アリッサはあっさりと、もきゅ子を攫うのを止めてくれるようだ。

 そして何だか照れながらオレの服の裾を引っ張っていた。


「(アナタ様、アナタ様……ちょっくらコッチに来て下さいな)」


 何故か静音さんまで服の裾を引っ張り、自分の方に来るよう小声で話しかけてきた。

 オレは何か用事でもあるのかと思い、静音さんの方に耳を傾けた。


「(な、何さ静音さん?)」

「(いえね、このアリッサと言うお姉さん。あまりにもチョロくありませんかね? もしかして、このような強気なお姉さんは逆に『オラオラ系』に弱いんですかね?)」

「(そんなの知らないよ!! それにオレは1度も自分の事を『オラ!』なんて言ったことないしさ……)」

「(いや、そんなボケをツッコミ役であるアナタ様がしないで下さいよ。オラオラ系って言うのは『いいから黙ってオレについてきやがれ!!』などの強引な殿方を指すのですよ。……もしかして、『素』で間違えたのですか???)」

「…………(しししし、知ってたもんね!!)」



 ずっと武器屋でウロチョロとヒソりつつ、お話はついに第69話(シックスティーナイン)へとつづく

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