第2章 第21話 [ゴースト退治③]
久しぶりの更新です
「何してるの? 早く行こー!!」
謎の黒いモヤについて考えていたら、目前を前進していたシスに言われた。
「あ、ごめん……」
慶一は軽く頭を下げると、右脚を一歩前へと踏み出す。
と、
ロゼが唐突に驚いた声で口を開く。
「おい、なんか……今、遠くに黒いモヤモヤとしたモノが、見えた気がっ!?」
……え!? ロゼも黒いモヤが見えたのか!?
慶一はそんなことを内心思いながら、すくみ上るロゼに向かって、唇を動かす。
「おい! 俺も、黒いモヤモヤしたヤツが見えたぞっ!!」
「本当か!?」
ロゼは共感者がいて安心したのだろう……パァと表情を明るくして、慶一の方を見た。
そんな会話の中に、シスが割り込んで強気に言う。
「そ、そんな……お化け的なものが、存在するわけ無いでしょうっ!?」
この言葉を……慶一三人組と離れた場所で耳にしていたシャルールが、大声で言う。
「ゴースト……存在するぞっ!!」
この発言に、シスはゾワッと全身に鳥肌を立てた。
そして、鳥肌が立つ両手をブンブン回しながら早口で言う。
「そ、そ、そんなの……いるわけないでしょ!? ……というか、なんかここ寒くない!? 風邪を引いたら困るわ!! 早く、何処か暖かい場所にでも行きましょう!!」
どうやら……シスは、『お化けという存在』を物凄く怖がっているようだ。
宜しければ、同作者の物語『冒険という名のパラダイス!!』も、読んでやってください。




