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いつもより人の多い家


 僕の家のリビングは小さい。小さなマンションだからそりゃあそうだ。


 だから……


「人がいると、賑やかというか狭く感じるな……」


 僕はリビングのテーブルに座ってる四人を見る。花凛、みかんに加えて練馬と、万実音ちゃんがいるので四人なわけだ。


 うちのテーブルは四人用だから僕は座る場所がない。


 で、練馬兄妹が早速家に来た目的は何かといえば、


「たうったうのお子様ランチ食べに来たよ!」


「俺はたうったうのお子様ランチの作り方を学びに来たんだ。いつでも妹にそれに近いのを作ってあげられるようにな」


 ちなみに、みかんが練馬(どうやら下の名前は万佐樹らしい)に、


「でしたら今日凛太がお子様ランチを作る予定なので万実音ちゃんと一緒によかったらどうぞですわ」


 と言ったことでこうなった。


 みかんが自分の家に招待するノリで言っていたので、若干練馬は(ん?)みたいな反応だったように聞こえたが、「幼馴染」ということで納得したようだ。


 それにしても、僕が頑張って五人分お子様ランチを作ったのに、テーブルに四人が座ってる一方、僕は床に座って学校で花凛が作ったダンボール工作の超派手デコ机の上で一人で食べてるのってなんか面白い。


 でも四人とも美味しそうにしてるし、楽しそうだからよかった。それがやっぱりお子様ランチを作った側としては一番大切。


「たうったう! 私そこで食べるよー。お話しよ〜」


 そして僕がぼっちなのを気遣ってか、万実音ちゃんがこっちに来てくれた。そして僕とくっつくくらいのところに座る。


 ちなみに、花凛は今は食べるのに夢中になっているが、万実音ちゃんと同様、気遣いもできる。さっきも自分の部屋から超派手デコダンボール机を持って来てくれたから優しいね。


「うお、じゃあ俺もそっちいこ」


 お兄さんの方は来ると狭すぎるから来なくていいんだが……。というかでかい(背が高い)。


「少しそれだと……狭すぎる……」


 僕はやんわりと断ろうとしたが、


「問題ない。俺が万実音を抱えて食べるから大丈夫だ」


 練馬万佐樹は強気でダンボール机に入り込んで来た。もしかして、万実音ちゃんが僕のところに行くから対抗してってことか……?


 万佐樹はシスコンなのかな。


 と、ここで、みかんの方を見てみれば、みかんはコップを強く握りしめていた。


 みかんも万実音ちゃんと食べたかったのか。万実音ちゃん小さくて可愛いもんな。


 そういやスーパーで僕が万実音ちゃんとくっついていた時も小ねぎを握りしめていた。


 みかんも万実音ちゃんと触れ合いたいのかもしれない。


 僕はみかんの気持ちがわかってるということをみかんに伝えるべくみかんに向かってうなずいたが、みかんの様子は変わらず。


 また解釈不正解か……。残念だ。


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