七猫.猫いぢり 各論(1)抱く
抱いて眠りたい。
猫を抱くとき、どんなふうに抱くかですが。
たまに、猫好きでないひとが。いわゆる「猫つかみ」——首のうしろをつまむのを、基本に思っていることありませんか?
あれは、手を使えない母猫が、体重の軽い赤ちゃん猫を運ぶときのはなし。
我々が、赤ちゃん猫を運ぶなら、むしろ掌にのせるべきでしょう。
体重が重く、からだも大きくなった仔猫以上なら、もちろん、ふつうに抱きあげてやらねばなりません。
そして、おすすめの抱きかたは、このみっつ。
① 脇のしたに手をやる
人間の赤ちゃんとおなじ抱きかたですね。
猫のばあい、これをやるとフリーになった下半身が、うにょ〜んとのびるという、おまけがついております。
餅か。可愛い♡
② 背中をうえにして、前脚のうしろと後脚のまえをかかえる
釣りあげた魚のように抱きます。
ぴちぴちと、暴れられるおそれがあるので、注意しましょう。
③ おなかをうえにして、背中をかかえる
いわゆるお姫様だっこです。
おなかを見せるのを嫌われて反転しようとされたら、②に移行しましょう。
熟練した猫好きかどうかは、抱きかたひとつでわかると言います(たぶん)。
抱くことは、猫とのスキンシップの基本のひとつですけれど、そこにたどりつくまではひと難関あることも。
せっかく猫が抱かせてくれるのなら。猫にも優しい、抱きかたをしてあげてくださいね。
てか、常に抱いていたい。





