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ここは日出ずる国  作者: 銀河乞食分隊
南海鳴動
8/60

空母 蒼龍級 海竜級  英国 三隻

空母です。

史実とはかなり違います。

あくまでもこの世界ではです。

蒼龍 飛龍 雲龍

蒼龍級空母 近代化改装後

 基準排水量  二万一千トン 改装前一万八千トン

 全長     二百二十五メートル

 水線長    二百二十メートル

 水線幅    二十五メートル 改装前二十二メートル

 飛行甲板長  二百十八メートル

 飛行甲板幅  三十メートル 艦橋前後のスペースも含む

 エレベーター 三基

 カタパルト  二基

 機関出力   十四万五千馬力

 速力     三十三ノット 全速 改装前三五ノット

 航続距離   八千海里 一八ノット 改装前 六千海里 一八ノット

 航空機    常用 六十五機 補用七機

 武装     十二.七センチ連装高角砲 六基

        三十ミリ機銃 連装八基

        二十ミリ機銃 連装八基 単装六基


 1930年竣工、ワシントン軍縮条約の制限下で建造された。

 試験的に建造された鳳翔から得た経験を元に設計された。

 艦橋は右側前寄りで舷側から八割方外に出ている。艦橋要員からはケツが涼しいとの評判。煙突は艦橋後方で海面へ向けて湾曲している。

 艦橋と煙突が右にありバランスを取る意味で飛行甲板は左側が気持ち広く設定された。

 上から見ると飛行甲板全体から艦橋と煙突周辺が出っ張っているような平面形だ。

 装甲は飛行甲板は無し。 

 水平装甲

 機関部・弾火薬庫・揮発油庫・舵機室は当初高度三千メートルからの二十五番水平爆撃に耐えるよう設計された。

 近代化改装で装甲板の増設をし、同高度からの五十番水平爆撃に耐えるようになっている。 

 垂直装甲 

 高雄級重巡に同じ 近代化改装で強化されていない

 水中防御

 高雄級重巡を参考に強化 近代化改装でバルジ装着

 舵は二枚平行舵


 潜水艦用空気式カタパルトから発達した蒸気カタパルトが実用化されたので装備した。

 カタパルト設置スペースを確保したため常用搭載機数が減った。

 主翼折りたたみを戦闘機まで適用して搭載機の格納寸法を小さくすると言う手法で搭載機数の確保をしている。


 この船の新造時から海軍艦艇に宗方サンプルの技術を使った装甲板が使われる。

 装甲板の性能は従来の装甲板の値を使っている。

 宗方装甲の値だと三割程度強い。

  宗方装甲 宗方サンプルの技術を使用した装甲の事。

       正式名は有るが通称で通る。


 近代化改装で防御火器を一新。

 十二センチ連装高角砲を十二.七センチ連装高角砲へ。



 宗方機関採用は主機交換が必要なため実施されない。 

  宗方機関 宗方サンプルの技術を使用した増幅機関のこと。


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海竜 水竜

海竜級空母

蒼龍級を拡大した空母。ロンドン軍縮条約の下、設計建造された。

1938年竣工。

二隻のみで終わる。次級の翔鶴級は条約から解放された設計で三万トン近くなる。  

 基準排水量  二万二千トン公称  二万三千五百トン

 全長     二百四十メートル 

 水線長    二三十四メートル

 水線幅    二十五メートル

 飛行甲板長  二百四十メートル

 飛行甲板幅  三十三メートル 艦橋前後のスペースも含む

 エレベーター 三基

 カタパルト  二基

 機関出力   十万五千馬力 宗方機関付き十六万馬力

 速力 全力  三十ノット 宗方機関 三六ノット

 航続距離   六千五百海里 一八ノット

        宗方機関使用時 九千八百海里 一八ノット

 航空機    常用 七十二機 補用八機

 武装     十二.七センチ連装高角砲 六基

        三十ミリ機銃 連装十基

        二十ミリ機銃 連装十基 単装八基


 相変わらずケツが涼しい。

 常用機が多いのは主翼折りたたみを戦闘機まで適用して搭載機の格納寸法を小さくすると言う行為に出たため。

 蒸気カタパルトが実用化され設置されている。蒸気カタパルトが思ったよりも重く高角砲を計画よりも二基減らし六基となった。


 飛行甲板に装甲は無い。

 各部防御力は蒼龍よりも向上している。計算上は高度五千からの八十番水平爆撃に耐える。

 宗方装甲は遂に五割増しの性能を持つ様になった。

 注排水ポンプを蒼龍三基から海竜四基と増やした。

 発電機も分散配置とし、最後まで電力を絶やさないよう配慮されている。


 この年代でようやく宗方機関の実用化に成功。五割増しの増幅率を得る。



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アーク・ロイヤル 

基準排水量  22.000トン

全長     243,8メートル  

水線長    208メートル

飛行甲板長  243,8メートル

飛行甲板幅  29メートル

エレベーター 3基

カタパルト  2基 

出力     102,000馬力

最大速力   31ノット

航続距離   6,650海里 16ノット

搭載機数   60機

武装     11.4センチ連装両用砲8基

       2ポンド機関砲8連装6基 

       20ミリ イスパノ・スイザHS404単装12基



イラストリアス

基準排水量  22,000トン公称  23,400トン

全長     227メートル  

水線長    205メートル

飛行甲板長  230メートル

飛行甲板幅  29メートル

エレベータ- 3基

カタパルト  1基

出力     118,000馬力

最大速力   32ノット

航続距離   9,500海里 16ノット

搭載機数   45機

武装     11,4センチ連装両用砲8基

       2ポンド機関砲8連装8基 

       20ミリ機関砲 

        イスパノ・スイザHS.404連装18基

        イスパノ・スイザHS.404単装14基


世界初の飛行甲板に装甲を施した装甲空母である。

装甲は前後エレベータの間だけでエレベーターは装甲していない。

重心上昇と排水量増大を防ぐため格納庫は1段とし搭載機数は少ない。

2番艦以降、搭載機数の少なさが問題となり2段格納庫になった。重心上昇により安定性は悪くなったと言われる。

3番艦以降はバルジ装着などで実質排水量を増やし安定性は良くなったが速度は機関がほぼ同じだったため落ちている。 

ロンドン軍縮条約に合致させるため、設計・建造中に増えた排水量を発表せず、対外的には公称のままだった。


ヴィクトリアス

基準排水量  24,000トン

全長     227メートル  

水線長    205メートル

飛行甲板長  230メートル

飛行甲板幅  29メートル

エレベータ- 3基

カタパルト  1基

出力     120,000馬力

最大速力   32ノット

航続距離   9,500海里 16ノット

搭載機数   68機

武装     11,4センチ連装両用砲8基

       2ポンド機関砲8連装8基 

       20ミリ機関砲 

        イスパノ・スイザHS.404連装18基

        イスパノ・スイザHS.404単装14基


格納庫を2段としたため、搭載機数は増えたが重心上昇で安定が悪くなったイラストリアス級2番艦。

基準排水量は完成がロンドン条約脱退後だったため公称では無くなっている。








本文とは別にこう言う紹介を時々入れようと思います。


次回 六月十日 05:00予定


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