遥さんがテッペイとルリカを描いてくれました&お礼にSS書きました!& exaさんにイラストを送りました!
なんとなんと!!
コソッとイラスト描いてくれたら喜びますと書いていたら(要求?w)、遥さんが本当に描いてくれましたーーーー!!
嬉しい!! テッペイとルリカーーーーー!!
テッペイの右手がけしからん!!ww
ルリカの怒った顔がかわいい!!!!
いやー、私の望んだシーンを見事に表現してくれてもうーー!!
授かり婚の見方が優勢のようですが、どうでしょうね!!
テッペイの辞書に、責任という文字はあるのか?!
ここでも最低男っぷりを発揮するのか!!w
連載が始まったら、確かめに読みに来てくださいね!ww
現在連載に向けて、少しずつ準備中〜。
遥さんがテッペイとルリカのイラストを描いてくれたのと、彼らの物語の題名を考えてくれたので、お礼にSSを書きましたーー!!
圧倒的に② 『オタ女の恋は前途多難~だって好きになったのは駄目男なんです~』が多かったですもんね! ほぼ満場一致!
私もこれだろうなとは思ってましたww
で、どんなSSが良いのかと聞いたところ、
『こねーだの(この間の)一ノ瀬とexaさんのその後にすらー(するよ)!!
あの二人の空気、どっちも自然体の絶妙なすれ違い感がえろー(とても)ほっこりじゃったが。』
と、岡山弁で答えてくれました( *´艸`)
なので、こないだの江草さんと一ノ瀬の話の続きになりまーす!!
お楽しみくださいw
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『少年とお出かけの巻』
「いっちのっせくーーん! あーそーぼ!」
店の前からそんな声が聞こえて来た。
光輝は和帽子を外すと、裏にいる両親に断りを入れてから表に出る。
「江草さん、どうして毎回ここで叫ぶんですか? 中に入ってくれば良いじゃないですか」
「今日は何も買わないし! どうせ出かけるし!」
うっれしそうに笑う江草を見て、光輝の口元は少しだけ弧を描く。
「今日はどこに行くんですか?」
「一ノ瀬氏は行きたいところある?」
「特に思いつかないですね」
「じゃあ今日は忍者屋敷に行こう!」
忍者屋敷、と光輝は心の中で復唱する。
今まで光輝は、そんな所に行ったことはない。
というか、ある事も知らなかった。
「良いですね」
「さっすが光輝、ノリが良いね! じゃ、今から行こう!」
またもうっれしそうに右手を突き上げて出発している江草。
少年。
江草を見てそんな言葉を頭の中に浮かべながら、光輝は彼女について行く。
光輝は、決して自分はノリの良い方ではないと思う。
場を盛り上げる事は苦手だし、淡々としているとよく言われる。
感情の起伏もそれほど大きくない。
付き合いは悪くない方だとは思っているが、それほど良いわけでもない。
そんな光輝をノリが良いと表現する江草の感性は、どこか普通とは違うのだろう。でも、何故かそれが心地いい。
「一ノ瀬氏、電車代は出世払いという事にしておいてあげよう!」
駅に着くと、江草はサッサと切符を買って光輝に渡してくれる。
それを見て、光輝はいつもと変わらぬ表情で声を上げた。
「特急に乗るんですか?」
「うん!」
「どこまで行くつもりですか」
「忍者屋敷!」
ルンタルンタとスキップしながら改札を通る江草を見て、光輝も少しスキップしてみた。
***
「着いたよ、光輝!!」
「遠かったですね」
ようやく目的地に着いた光輝と江草は、予想以上の人の多さに驚いていた。
しかも江草はあっちにチョロチョロこっちにチョロチョロと、まったく落ち着きがない。ジッとしていないのだ。
ちょっと目を離した隙に、四歳の子供のようにいなくなってしまう。
何度か江草を探す羽目になってしまった光輝は、ガシッと小さな手を握った。
「どうしたの、一ノ瀬氏?」
「チョロチョロ動くと危ないですよ。迷子になったらどうするんですか」
「そっかそっか、光輝は迷子になったら帰りの電車賃がないもんね!」
確かに手持ちがそんなになかった光輝は、握ったはずの手をギュッと握り返されて、連れ回される事となる。
少年のような年上の女性に子供扱いされてるな。
江草さんは俺より年上だし、別に良いのか。
江草は光輝の事を、『一ノ瀬くん』『一ノ瀬』『一ノ瀬氏』『光輝』『光輝くん』等、様々な呼び方をする。
そのたびに江草の表情が大人びたり少年になったり同級生のように感じたりと、見ていて飽きない。
「光輝、手裏剣上手い!! 忍者になれる!!」
目をキラキラさせて喜んでいる江草を見ると、ついフッと笑ってしまう。
「表の顔は和菓子職人、裏の顔は忍者……この設定はいい!」
そしていつも訳の分からない事を言ってメモを取っている。
何に使われるのか、甚だ疑問だ。
ただただ、江草が楽しそうなのを見るのが、光輝はたまらなく面白い。周りから見れば、大して喜んでないように見られるかもしれないが。
「あーー、たっのしかったねーー! 一ノ瀬!!」
帰りの電車に乗ると、心地いい疲れで満たされる。
まさか、ただの日曜にこんなに遠出するとは思っていなかった。
日帰りで遠出できるなんて、光輝は思ってもいなかったのだ。
「今日はありがとう、江草さん」
光輝が礼を言うと、江草はやはりうっれしそうに『いひひ』と笑っている。
そしてガタガタと電車に揺られていると、一人くっちゃべっていた江草の口数が減り、コトンと頭を光輝の腕に落とされる。
「……江草さん?」
「ぐうー。すぴぃー」
爆睡を始めた江草を見て、光輝は一人笑った。
江草と友達になってから、毎日本当に飽きない。
江草が眠ったまま進む電車は、どこか幸せの時間で。
光輝もまた、少しだけ体を江草に寄せていた。
鳥白駅に着いても江草に起きる気配はなかった。
光輝は江草を起こさないよう、そっと背中に彼女を負ぶう。
江草の住所は聞いた事はあるが、行った事はない。誰か家族と一緒に住んでいたりするのだろうか。
江草の生態は、謎に包まれている。
背中にあるわずかな重みを感じながらゆっくり歩いていると、江草が住んでいると思われるアパートについてしまった。
一人暮らし用の小さなアパートのようだが、チャイムを押して彼女の夫が出てきたらどう言い訳しようかと、扉の前で少し佇んでしまう。
そして、改めて思う。
もし、江草さんの夫が出てきたら……?
江草が結婚しているのかどうかを、光輝は知らない。
ブンッと頭を振ると、光輝は江草を背負ったまま右手を差し出した。そしてチャイムを鳴らそうとした、その時。
「あれ? 江草さん、寝ちゃってるの?」
隣の家の扉がカチャリと開いた。
江草よりは年上であろう、優しげな女性が顔を出したのだ。
「遊び疲れて、寝てしまって」
「江草さん、一人暮らしだから困ったでしょ」
「あ、そうなんですか」
一人暮らしと聞いて、何故かホッとしてしまう。
しかし、彼女をどうすれば良いだろうかと頭を悩ませた。
「私、江草さんの隣に住んでる遥って言うんだけど、良かったら江草さんをうちで引き取ろうか?」
「あ、はい、助かります」
まるで迷子の子猫の面倒をみましょうかという感じで、遥という女性が江草を引き受けてくれた。
「ありがとうございます、遥さん。明日にでも、お礼の和菓子を持って伺わせてください」
「ええー! いいのに。いいの? やったー!」
そう素直に笑う遥を見て、この人も江草と同類だな、と光輝は密かに笑った。
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そしてexaさん、先日誕生日を迎えたらしく、何かプレゼント出来ないかと考え。
いらないかなーと思いつつも、構図が浮かんじゃったのでイラストにしました!
一ノ瀬と江草さんです♡
「一ノ瀬氏! あっち面白そう!」
「先にこっちだって言ったじゃないですか。迷子になりますよ」
そんな感じなイラストでしたw
江草さんが子供のように見えますが、一ノ瀬が187cmもあるからです!
一ノ瀬のせいですからーー!!(と、強調しておくw)
exaさんに見せると喜んでくれたようで、嬉しかったです♡
いつも勝手しちゃってすみません(;´∀`)
お誕生日おめでとうです!!




