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 番外編56:扉の看板

 これは氷運搬から無事日常へと帰って来たユークリットの話。

 ベスとアンの自称『父親』の話。

 自室の看板の文字が変わるまでの話。




 俺達は不死山ふじさんへの遠征から無事帰る事が出来た。

 しかし久し振りに働きに出た港の港湾施設では不穏な空気が流れていた。

 たすきおじさんが不在で、効率の良い仕事が出来ていなかった為か、倉庫の連中まで厳しい目付きで働いていた。



 そのたすきおじさんが、俺の目の前でフィーナさんと共に、今回の不死山遠征の報酬についての話をしてくれている。

 正直言えば、俺はこの異世界の常識も相場も分からない。

 ただただ話し合いを後ろで聞いていただけだった。



 俺が分かった事は『依頼主のお貴族様が不当な報酬を払おうとした事』と『フィーナさんが怒って裁判沙汰にした事』と『俺達へと報酬が払われるのは大分先になった事』だ。


 家賃……俺は今、銭を幾ら持っているのだろうか?

 金銀を使えば来月分の家賃を払う事だけは出来るはずだ。

 銀色の月の満月の夜の報酬で出た3両には手を付けた覚えが無い。

 シーリンさんへと俺の所持金を聞かないと駄目だな。

 冗談抜きで俺の懐事情を一番良く知っているのは彼女だ。


 これから斡旋屋の食堂は休憩に入る。

 その間に少しだけ、俺の所持金がどれだけあるかを彼女に聞いておこう。



「シーリンさん。話したい事があります。少しだけお時間をいただけますか?」

「はい。良いですよ。休憩を兼ねて執務室でよろしいですか?」

「あたいもついて行っても良いかい?」

「ホルスさんもですか?館長の許可を取ってきますから、少し待っていて下さいね」



 シーリンさんがホルスたんの入室許可をドカチーニさんからもらう。

 ホルスたんには食堂で少しだけ待ってもらう事になった。

 その間に俺とシーリンさんがベルガーさんの使っている地下室への通路をふさぐ。



 その後シーリンさんは俺とホルスたんに食堂の椅子を運ばせながら執務室へと招き入れた。

 シーリンさんがお茶を沸かしている間、ホルスたんは羊皮紙の束を眺めていた。


 窓が全く無い部屋の中が明るい事には、ホルスたんに驚きの表情は無い。

 ホルスたんが気付いていないだけか?

 この異世界では当たり前の事なのか?

 今まで得てきた色々な情報から判断して、俺は後者だと思う。


 ドカチーニの斡旋屋で常に明るい場所は執務室と地下室だけなので、全ての建物の中が明るい訳では無い。

 何か秘密もありそうだが『そういうものだ』とだけ今は思っておく。



「ホルスたん。羊皮紙の内容を読むのは良くないですよ」

「大丈夫だよ。あたいは字が読めないからさ」

「そうでしたか」

「あたいが書けるのは自分の名前くらいさ。あんたは字が書けるのかい?」

「一通りは書けます」

「そいつは驚いたよ。字が書けるなら、もっと楽で儲かる仕事がいくらでもあるのに、どうして荷揚げ屋なんて事をやっているのさ?」

「どうしてですかね?考えた事は無いです。一つ言える事は私が『荷揚げ屋』の仕事や湾岸施設の人々を好きなのでしょう」



 見事にホルスたんの鼻の穴が広がった。

 普段は怖さを感じる時もある凛々しい顔から、怖さが無くなり可愛らしさしか残らない。

 ここまで来るともはや『顔芸』だな。

 喜んでいるようなので良しとしよう。

 たわいのない世間話をしていると、お茶の準備を整えたシーリンさんが入室してきた。



「大分お話が盛り上がっているようですね?わたしはお邪魔でしょうか?」

「いえ。お待ちしておりました。聞きたい事があります!」

「何でしょうか?」


 シーリンさんが3人分のお茶を入れてくれてから、執務室に元からある椅子へ着席した。


「私の所持金は幾ら残っているのですか?」

「わたし達が旅に出ている間にベスとアンが使った銭を丁度計算をしようと思っていたところです。しばらくホルスさんと話をして待っていて下さい」

「よろしくお願いします」

「時間が掛かるのかい?あんた裏庭で荷物を背中に回す練習をするよ!何故って?あたいが来た!」



 ホルスたんは鼻の穴を広げた興奮した顔で俺の手首をがっしりとつかむ。

 そのまま厨房を抜けて裏口から裏庭へと俺を連れだした。

 俺は『シーリンさんのれてくれたお茶がぁぁ』と思ったが冷めても美味しいので、裏庭で荷運び練習後の楽しみにする事に決めた。



 ホルスたんと2人で厳しくも楽しい訓練が続く。

 訓練の工程は3つ。


・2つの荷物を持ち上げる。

・持ち上げた荷物を背中に回す。

・背中の荷物をそっと降ろす。


 最初の荷物を持ち上げる事には全く問題ない。

 持ち上げた荷物を背中に回す事も、ホルスたんの指導の元、コツを少しつかんだ。

 最後に荷物を『そっと』降ろす事だけは本当に難しい。

 木で出来ている箱のささくれも手のひらに刺さらないかと不安になる。


 何年も荷揚げをしてきた彼女の手は厚かった。

 現代日本で軍手に護られてきた俺の手のひらとはまるで厚みが違っていた。

 俺にだって手のひらに豆やタコはある。

 彼女はそのレベルを越えている。

 手のひら自体が厚い。

 『俺が彼女のような手のひらを手に入れるまでに何年掛かるかな?』

 そんな事を考えさせられてしまう、1つの仕事をやり通してきた、立派な手のひらだった。



 しばらく練習を続けていたが、厨房の裏口からシーリンさんが声を掛けてきた。

 厳しくも時々は大きな声で笑いも入った楽しい訓練が終わった。

 裏庭の端にある部屋の窓から覗く赤い瞳と青い瞳の存在に気付く事が無いまま……



 シーリンさんに誘われてそのまま執務室の席に着く。

 すっかりぬるくなったお茶をホルスたんと鏡映しのように2人そろって一気に飲んだ。

 汗をかき、乾いたのどにお茶が染み渡った。


「ではユークリット。まずは今月の銀色の月の満月までに預かっている銭から答えますね」

「はい。お願いします」

「満月までにユークリットからは銭束三十六本を預かっていました」

「シーリンさん。満月の夜にドカチーニさんからいただいた金銀はどうなったのですか?」

「これから説明します。満月以降にあなたから預かった金銀は三両、銭束はありません」


 そっと今日稼いだ銭束を3本シーリンさんへと渡した。


「お預かりしましょう。次に満月以降にベスとアンが使った銭です。彼女達は驚いた事に毎日同じ銭しか使っていません。内訳は二人合わせて、おやつ代を含んだ食費で八十文、洗濯代三十二文、お湯の桶代二十文、合わせて百三十二文です」

「毎日ですか?」

「毎日です」

「扉の前に飾ってあった看板代はどこから出ているのでしょうか?」

「分かりません。少なくても館長はベスとアンが使った銭へと計上してありませんね。昨日まで使った銭の合計はあなたが使った分も含めて銭束十二本と二十四文です」


 俺は机の上に普段小銭入れにしているベルトポーチから四文銭を6枚取り出して置いた。

 

「お預かりしましょう。これで現在ユークリットから預かっている金銭は、金銀三両、銭束二十七本です」



 新月まで後何日あるのだろうか?

 家賃までには後4400文ほど足りない。

 日々の生活費だってあるのだ。

 最低でも一日1000文は稼がないととても家賃には届かないだろう。

 今月も銭で家賃を払う事は出来そうにないな。



 俺は失意のうちに執務室を後にする。

 心は『家賃を数日の間にどうやって稼ぐか』へと持っていかれた。

 シーリンさんが「手裏剣代がどうの」、ホルスたんが「練習がどうの」言っているが、今の俺には聞く気力も余裕も無かった。



 食堂を通る時にマリーに軟膏を塗ってもらう事を待っている湾岸施設の筋肉達に捕まる。

 彼らに「筋肉姉御ホルスとシーリンちゃんと一緒に居たのか?」と聞かれたので「そうだ」と反射的に答えた。



 筋肉達から全力の拳を腹に一発ずついただいて、フィーナさんの前に転がされた。

 フィーナさんは俺の貫頭衣を遠慮なく脱がし、そのまま腰に巻き付けると診察を始めた。


「ユークリットは本当に頑丈ね。彼に回復魔法の必要は無いわ。海側の一番奥が彼の部屋だから、あなた達は彼を部屋へと放り込んでおきなさい。マリー案内してあげて。次!」

 と彼女に診断されて、マリーに案内された筋肉達が無理矢理俺を自室へと放り込んだ。


 今日も土下座でベスとアンに頼み込んで扉を開けてもらおうとしていた事を考えれば、何もせずに部屋へ入れた事だけは、筋肉達へと感謝しよう。

 俺はひんやりとした白い床に上半身裸で寝そべりながら思った。



 寝台の上にいるベスと一瞬目と目があった。

 彼女の瞳は真っ赤に燃えている。

 完全にお怒りの瞳だ。

 アンは床に這いつくばる俺と寝台でお怒りのベスの間に挟まりオロオロと戸惑っている。



 俺の腹が真っ赤にれているのを見たアンが、窓から裏庭へと出ようとしている。

「アン。ついでに洗濯板も借りてきて」

 アンはこくりとうなずいて部屋を出て行った。

 俺は『そうか。ここから出入りしていたのか。道理で一晩中土下座してもアンと会えなかった訳だ』と思うのと同時に『この窓から出入りするぐらいに回復して良かった』とも思えた。

 アンが居ない間にベスとまず話をしよう。

 俺が全面的に謝るとしても『旅に出る前にベスが言ったホルスたんへの暴言だけは許してはいけない』と心に止めておく。


「ベス。話をしよう」

「アンが来てから」


 その一言でアンが来るのを待つことになった。

 その間ベスは俺の方を見ようともしなかった。



 アンが、水の入った桶と洗濯板を持って窓から入ってくる。

 手慣れた感じだ。

 俺が旅に出ている間に何度も使っていたのだろう。


 アンは手ぬぐいを水に浸すと絞って俺の赤くなった腹を冷やしてくれた。

 とても気持ちが良い。


「アン。ありがとう。とても気持ち良いよ」


 俺が礼を言うと、顔を赤くしてうなずいてくれる。

 自然と俺はアンの頭を優しく撫でていた。

 その行為が顔では無く瞳を赤く燃やしている少女の怒りを更に買ったようだ。


「ユークリット。正座!」


 ひんやりとした冷たい床に寝そべり、もう少しアンに看病していてもらいたいが、身を起こして正座をする。


「そこじゃない!あっち!!」


 驚いた事にベスの右手が持ち上がり、洗濯板を指差している。

 俺の隣でアンも両手を口に当てて驚いている。

 もしかしたらベスは初めて右腕を持ち上げたのかも知れない。



 俺は喜んで洗濯板の上へと正座した。

 多少すねが痛いが、そんな事は俺にとってどうでも良い事になった。

 ベスの右腕が動いている事の方が俺には嬉しくて仕方無かった。



「やっぱり洗濯板が一枚だと広さが足りないわ。もう少し欲しいわね」

「お前達が自前で立派な洗濯板を持っているじゃないか」


 俺は、嬉しさのあまり、思わず要らない事を口にした。

 俺の赤く腫れた腹を優しく冷やしてくれていた手ぬぐいが消えた。

 寝台の上では赤い瞳が目を細めて汚物おれを見ている。



 沈黙が部屋に流れる。

 俺がベスとアンに謝ろうとした瞬間にベスの口が開いた。



「裏庭でホルスさんとはずいぶんとお楽しみでしたね?

 その間は私達二人を部屋に放置ですか?

 裏庭から楽しそうな二人の声がずっと聞こえていました。

 きっと、あなたは仕事の為だ、と言うのでしょう。

 私達が、仕事から帰って来るあなたを部屋でずっと待っていた事を知っていますか?

 必ずあなたは仕事から帰ると真っ先に私達のところへ来てくれました。

 あなたの、ただいま、が好きでした。

 初めてあなたに相談された時は嬉しかった。

 私達があなたの役に少しでも立てるのが嬉しかった。

 …………

 ……

 アンから、あなたは彼女に『ホルス』と名を付けた事を聞きました。

 私達があんなに怒っていたのに、あなたはホルスさんとの付き合いをやめませんでしたね。

 その後もアンが楽しそうに夕食を食べるあなたとホルスさんを確認しています。

 私達二人を放っておいて。

 だから私達もあなたを無視しました。

 あの時に少しは無視される側の気持ちがわかりましたか?

 その後、あなたは私達へホルスさんを正式に紹介しましたね。

 私が初めてホルスさんと会った時、綺麗な若い女性で驚きました。

 あなたとホルスさん。

 二人がお互いを認め合っている事はすぐに分かりました。

 私達は、あなたを取られてしまいそうで、ホルスさんが嫌いでした。

 あなたとどんどん仲が良くなっていくホルスさんが大嫌いでした。

 あなたと私達の仲を見せつけて、わざとホルスさんを無視しました。

 …………

 ……

 あなた達が旅に出る前、ホルスさんに出て行けと言った事は謝ります。

 しっかり反省しました。

 だけどあなたは考えてくれましたか?

 私達がいつも冒険に行かないで欲しいと言っている事を。

 あなたが居ない間、私達がどれだけあなたを心配したのかを。

 置かれて行かれた私達の気持ちを考えてくれましたか?

 …………

 ……

 冒険になんて行かないで……

 私達を置いて行かないで……

 ユークリット。

 私達と一緒にくらして」



 ベスは泣かない。

 下のまぶたに一杯涙を浮かべても、一滴もこぼさない。

 ベスの代わりに二人分の涙をアンがこぼす。



「一緒に暮らすのは当たり前だろ。俺はお前達がいなかったらこの世界に生きる意味がない」

「本当ですか?私達とずっと一緒にいてくれますか?冒険に行かないでくれますか?」

「あぁ。お前達を花嫁として送り出すまでな。それまで俺は絶対に死なないよ」

「そんなの絶対にいやよ!私達はあなたの元を離れて花嫁になんて行かないわ!」

「悪かった。訂正する。お前達を送り出しても俺は死なないよ」

「そうじゃない!私達がいなかったら、あなたはこの世界に生きる意味がないのでしょ?」

「ないな」

「それなら、ずっと、ずぅっと、ずぅぅっと、私達と一緒にくらしてね」

「ずっとか……一生なんて事は無いよな?」

「そうよ。最後まで、一生、私達と一緒にいるのよ!」



 目を細めて笑ったベスから涙がほほを伝った。

 今までと違い、不気味さが3割増す事は無かった。

 可愛さが3桁増した。



「ところでベスさん。アンさん。私はいつまで洗濯板の上に乗っていたら良いのでしょう?」

「私達を置いて冒険へ出かけた事を心から反省したら立ち上がって良いわ。私達は二人で何日も何日も心配したのだからね!」


 一応は自分の判断でいつでも立ち上がっても良いって事ですね?

 ベスの言葉からすると「心配を掛けた日数は洗濯板の上で正座をしていろ」って事ですね?



 洗濯板の上での正座はベスとアンに許される事は無かった。

 洗濯物を取り込みむついでに洗濯板を取りに来たシーリンさんが窓から現れるまで続いた。

 洗濯板の上に乗っている俺を見て、シーリンさんの笑顔に『!』マークが付いた。

 俺はすぐに事態が悪化した事を悟る。


「ベス。アン。今度洗濯板を使う時にはユークリットが荷揚げ屋の練習をしている木箱を膝の上に載せてあげると喜びますよ?」


 江戸時代、そんな拷問がありましたよね?

 シーリンさん。

 純粋な子供にそんな事を教えないで下さい。

 真似をしたらどうするのですか?


 ベスが「良い事を教えて頂きありがとうございます」などと言っている。

 アンも納得した表情を浮かべている。

 二人にはあの木箱を動かす力は無いから大丈夫だろう。



 シーリンさんが洗濯板を回収して、俺はようやく洗濯板の上に正座する事から解放された。

 だが、この時の俺は『ベスとアンを置いて冒険に行く時が必ず来る』と確信していた。



 その後、久し振りに本当の意味で3人揃って夕食を食べる。

 ベスは動くようになった右腕を使って自分で食べようとするがまだ上手く行かない。

 食べ物をこぼして貫頭衣を汚すよりは良いと思い、手ぬぐいをナプキン代わりに差し込もうと胸元を開いた所で、ベスの怒りに触れた。

 何を言っているのか理解出来ない言葉でベスが俺に文句らしき言葉を投げつける。

 ほとんど呂律ろれつが回っていないけど、何となく分かります。

 はい。

 おっしゃる通りです。

 二度と勝手に胸元を開いたりしません。

 わずかに開くだけでも遮蔽物が全く無い洗濯板のわずかに色が違う先端までばっちり見てしまいました。

 絶対にベスには言えない秘密が1つ増えてしまいました。



 夕食にはそんなハプニングもあったけど、朝食も3人一緒に食べる事が出来た。



 翌朝俺に指名依頼が入っていた。

 たすきおじさんからだ。

 サクラエビを売りに行く護衛兼荷物運びだ。

 河岸の市にあるたすきおじさんの馴染みの店で売りさばいた。

 俺はユイの漁港から合わせた報酬として2000文をもらった。


 たすきおじさんが他のメンバーにも直接渡しに行くらしい。

 大八車を片付けるついでに、おじさんを荷台へと乗せて、配って回った。


 一番銭をもらったのはホルスたんの3000文だった。

 この異世界ではリーダーが報酬の配当を決める。

 確かに彼女が今回の旅で一番頑張っていた。

 俺も納得の采配だ。



 今日は新月に向けて、俺は沢山の銭を稼ぐ事が出来た。

 俺は意気揚々とベスとアンの待つ斡旋屋の自室へと帰った。

 自室の扉には元の板から半分に切られた嬉しい看板が掲げてあった。




 ベスとアン三人べや

  ユークリット■

 いつも私の拙い妄想しょうせつを読んで下さりありがとうございます。


 本年はお世話になりました。

 来年もよろしくお願いします。


 連載が無い間、自分が想定した数を遥かに上回るアクセス数に感謝しております。

 次回から先は2019/01/25金曜日19:00からの毎週連載を予定しております。

 約一ヶ月更新しない事になります。

 毎週更新を開始した時、少しでも多くの読者様が残っている事を祈ります。


 最新話まで読んだ後感想まで下さった読者様、

 ブックマークをしてまでお読み下さる読者様、

 毎日更新する度にアクセスして下さる読者様、

 余暇が出来た時に一気読みして下さる読者様、

 タイトルとあらすじに釣られて試し読みされる方、

 全てのアクセスして下さる皆様に『やる気』燃料をいただいて更新する事が出来ます。

 更新速度が大幅に減りますが変わらぬお付き合いをお願いします。

                         2018/12/28 何遊亭万年

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