表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お姉ちゃんで遊んでたらいつの間にか取り返しのつかないことになっていた  作者: シャルねる


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

51/67

お姉ちゃんのおかげで幸せだったから

「美葉、そろそろ、ロウソクが溶けてきてるから、吹き消してね」


 お姉ちゃんは私にそう言いながら、電気を消した。

 すると、ケーキに刺さったロウソクの火の光だけが残った。

 

「お姉ちゃん、消していい?」


 そして、お姉ちゃんが私の隣に座ったところで、私はそう聞いた。 

 さっき吹き消してって言われてたけど、一応。


「ふふっ、いいわよ」


 お姉ちゃんの言葉を聞いた私は、目を閉じながら、ロウソクの火を吹き消した。

 目を閉じるのは、昔、お姉ちゃんに、目を閉じてロウソクを消したら、夢が叶うって言われたから。……まぁ、別に今はそんな叶えたい夢なんてないんだけど……なんとなく、あの時言われた通りにずっとしてる。

 ……あの時は、何を願ったんだっけ。……もう、忘れちゃったけど、まぁ、いいや。


 そして、私がロウソクを消したところで、お姉ちゃんは私の頭を少し撫でると、立ち上がって、ケーキナイフを持ってきてくれた。

 そして、また私の隣に座ると、火の消えたロウソクを取って、ケーキを四分の一に切ってくれた。


「美葉、誕生日おめでとう。もう食べていいわよ」

「うん。ありがとう、お姉ちゃん。お姉ちゃんも一緒に食べよ?」

「ええ」


 そう言って、私はお姉ちゃんが買って来てくれたケーキを二人で食べた。

 

「美葉、残りは明日食べよっか」

「うん」


 そして、食べ終わったところでそう言って、お姉ちゃんはケーキの半分を冷蔵庫に持って行ってくれた。

 私はお皿を台所に持って行ってから、ソファに座った。

 すると、お姉ちゃんも隣に座ってきたから、私はお姉ちゃんの肩に頭を乗せて、体を預けた。

 今日は、お姉ちゃんのおかげで幸せだったから、ちょっとだけ、サービスみたいな感じだ。……お姉ちゃんには早く私以外の人を好きになって欲しいけど、少なくとも、今は私のことが好きなんだから、嬉しい、はず。……私も、嫌なわけじゃないし。


「美葉、お風呂、入りたくなったら言ってね」

「……うん。分かった」


 お腹がいっぱいで、お姉ちゃんの体温が温かいのもあって、眠い気持ちのまま、私はそう言った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ