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クール・エール  作者: 砂押 司
第3部 アリスの家族

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ショート・エール カーニバル 前編

直径1メートル、長さ2メートル、重量約1.5トン。

上空100メートル、俺の後方700メートルに整列している、大人の背丈を雄に超えるその氷の砲弾の1つは音を遥か後方に置き去りにして、『青の歓声号』から約6キロメートル離れた場所に浮かぶ小さな島に着弾した。

命属性霊術【視力強化ホークアイ】によって望遠された視界には、彫刻刀で削ったかのように鋭くそびえていた高さ150メートルほどの岩山が中程から折れ、もうもうと舞う粉塵の中で海岸に砕け落ちていく光景が映っている。

その段になって、ようやく遠雷のような着弾音がこちらまで到達していた。

体の芯に響く空気の振動を感じながら、俺は用意していた10発の【氷艦砲シーカノン】、その3発目の発射準備に入る。


イラ商会の『青の歓声号』と、同じく『青の疾風号』。

サンヤ商会、『セイレーン』。

シプス連合、『水竜3号』。


ウォルポートに事務所を構える内、大陸間での交易に耐え得る大型船を所有していないゴト協同組合と王国商盟、スケジュールが合わなかったために同行を断念したチョーカ帝商連を除く3商会、4隻。

俺とアリスが乗船している『青の歓声号』を中心としたその船団の上空30メートルでは、【氷艦砲シーカノン】の衝撃波を防ぐために張った半径500メートル、東京ドーム16個分を超える広さの氷の天井が、ミシミシと軋みを上げていた。

岩山に営巣していた人攫ひとさらい、突然の艦砲射撃に慌てふためくDクラスの巨大猛禽の群れを巻き込む形で、俺は3発目を発射。

時速1500キロメートルで引き裂いた空気の壁で数十羽の人攫ヒューカーを血霧に変えながら、標高が半分になった岩山の根元をさらに消し飛ばす。

透明な、戦艦主砲の一撃。

近くの海面に着弾した初弾を除く2発のそれによって、50階建てのビルに相当する高さだった岩山はその体積を3割以下まで減らされていた。


……海面に浮かびあがってくる、大きな影。

俺が立っている木造カラベル船よりも2回りほど小さいそれは、手足のないワニのような姿。

サウローン、20メートルほどの竜魚だ。

ただし、……既に死んでいるが。


死臭漂う朱色、その海面に力なく浮かんだ竜魚の大きなエラには、ベットリと赤い汚れが詰まっている。

開ききった瞳孔と血走った眼球は、仮にも竜の名を称されるこの暴君がなす術もなく海中で窒息死したことを物語っていた。

深呼吸すれば、嘔吐してしまいそうな光景。

その赤い海に揺れるAクラスの肉食魚の姿を見て悲鳴を上げた船員の視線が、畏怖と共に舳先へさきに佇む青いマントに注がれる。


至座しざの月光』。

木の大精霊フォーリアルとの契約以後に付けられた、その二つ名。

一応俺の『最愛』でもある、世界3位の超高位魔導士の作り出したその光景は、……残念ながら、どう控えめに言っても「地獄」だった。


さらに、50メートルほど先で別の小さな、……と言っても15メートルはある竜魚が。

そして、120メートルほど先で剣魚けんぎょと呼ばれるBクラスの魔物、5メートル弱のタチウオのようなそれの死体が、その赤い景色の一部に加わる。


木属性魔導【赤獄之召喚サ・ブランド】によって作りだされた植物プランクトンの暴走、赤潮によるバイオハザードは、それを無表情に見つめるアリスを中心に半径400メートルに及んでいた。

かつて俺が放った【死波シナミ】とほぼ同じ範囲の海を、アリスは死の海に変えてしまっている。


その一部に、まるで削除デリートされたかのように生まれる、空白。


5分で島1つを海図から消し去った俺の見渡す赤い海には、まるでゲーム途中のビンゴカードのように所々穴が開いていた。

30メートル四方、50メートル四方、100メートル四方……。

半径400メートルの赤い円形の範囲の中に計6個開く、大小様々なサイズの穴。

その底では、落下の衝撃で半液状化した人魚の群れや、まだ育ち切っていない船喰の子供の死体が氷の床にへばり付いている。


棺浪グレイフォール】。

部分的な海水の消失とその周りの海水の維持によって海に空けられた落とし穴は、転落死という水中では本来ではあり得ない死因を海洋生物たちに押しつけていた。


氷に覆われた空の下、次々に死体が浮かび上がってくる赤い海と、そこだけ世界が切り取られたようなくらい穴。


異世界においても異様すぎる、その光景の中心には。

俺とアリスが、立っていた。

















「……と、まぁこんな感じでしたので、特に危険なこともなかったですよ?」


「ソーマ君、頭は動かさないで」


「魔物の回収と、処理に……少し時間も割いたけど、……4日で、着いた……し」


「そう……か」


ウォルポートで『金色の雲』が無事オープンした、次の週。

俺とアリスは、カミラギのカンナルコ家に里帰りをしていた。


『9の8』。

すなわち、アーネルを出港した10隻がネクタに到着するのが9隻、その9隻がネクタを出てアーネルに帰れるのが8隻。

竜魚や船喰のような大型の魔物の存在により、まるでロシアンルーレットのようだったカイランからネクタ、片道平均20日間のハイリスクな海運事情は、『海王』の討伐とウォルポートの開港を境として劇的にその状況を変えていた。

そもそも、海に潜む魔物の大多数とは遭遇しないことを祈るか逃げるしかないこの世界の船旅にとって、どれだけ短い時間でも遠洋上にいないことは最大にしてほぼ唯一の安全策でもある。


カミラギノクチまで、最短で4日。

その時間をこれまでの5分の1まで短縮し、また『海王』の縄張りだったからか他の魔物が非常に少ないウォルポート・カミラギノクチ間航路は、もはやアーネルとネクタの間を結ぶ鉄板航路となっていた。

実際、最近はアーネルの船のみならず、わざわざビスタからウォルポート、ウォルポートからカミラギノクチ、カミラギノクチからカンバラノクチへと迂回するチョーカの船も増えている。

各大陸の沿岸を移動する手間を考えても、ビスタからカンバラノクチを直接目指すよりも安全性が高い、というのがその理由だ。


とは言え、海の中に境界線があるわけではない。

いずれは増えてくるであろう魔物を少しでも減らしておこうと、里帰りのついでに俺とアリスはできるかぎり魔物を討伐していくことにしていた。


竜魚のような大型、船喰のような超大型の魔物は確かに脅威ではあるが、流石に数十メートルや数百メートルまで成長するには相応の時間がかかる……はずだ。

人攫や人魚のような小型の魔物にしても、人間側の立場として生かしておくメリットは何一つとしてない。

遭遇した個体を片端から討伐し、棲家になっていそうな島を破壊し、赤潮でその子供まで殺し尽くす。

これを定期的に続けて、根絶やしになるまで討伐し続ける。


ついでに、それらの討伐報酬を最近何かと入用だったウォルの財政の臨時収益に充てる。

そのためにわざわざ輸送用の船団まで編成し、護衛の名目で海を渡ってきた……。

というのが、ここまでの話である。


「もう少し、短くしとく?」


「いや、……これくらいで大丈夫です。

あと、全体を少しいてもらえますか?」


「はーい」


「お父さん、もう少し、……待って」


「……ああ」


木の大精霊の契約者と、水の大精霊。

ギルドの認める人間の最高峰であるAクラス冒険者と、それを踏み越えたSクラス冒険者。

『至座の月光』と、『魔王』。

死月之召喚サ・アスラン】で上空を舞う100羽近い人攫の群れを一気に壊死させた妻と、白王はくおうと呼ばれる体長200メートルを超える巨大人型クジラを【発華ハツカ】で圧砕した夫。


4日間で金貨10万枚以上の魔物を虐殺した『魔王夫婦』は、しかし今は実家で……俺としてもどこか懐かしさを感じる光景と共に、のんびりとした時間を過ごしていた。


梅雨明けのような、ややじっとりとしたカンナルコ家の中庭。

義理の両親が寒がらない程度に少しだけ気温と湿度を下げながら、黒のコロモに身を包んだ俺は丸イスに座り、首から布を巻いた状態でチャキチャキと髪にはさみを入れられている。

木製のくしを片手に真剣な表情で、それでも穏やかな笑みを浮かべたアリアの指が動くたびに、パラパラと黒く短い髪が白い布の上を滑り落ちていた。

お母さんは髪を切るのが得意、というアリスの言葉に偽りはなく、確かにその指さばきには小柄な体に似合わない包まれるような安心感がある。

髪が入らないように目を閉じながら時折アリアに動かされる頭が軽く、涼しくなっていく心地よさに、俺は身を任せていた。


一方で、髪を切られる順番を待っているアリスは中庭に面した縁側で、チェス盤を挟んでマックスと向かい合って座っている。

バトルドレスから薄緑のコロモに着替え、盤上の疑似戦争を睨むあまりに受け答えが若干適当になっている娘と、その小さなつむじを見下ろす、黒の大きなコロモをまとった父親。

アリスのそれと同じ緑色の瞳には、相変わらず感情の読みづらい光が宿っている。

腕組みし、おそらくは左翼の黒のビショップを延命する手段を考えているアリスに向けられるそのおごそかな視線は、しかし静かで……優しくもあった。


「……アリス、そのビショップはもう諦めろ。

その前提で考えないと、左側が壊滅するぞ?」


「……もう少し考える」


「顔を動かさないの!」


「……君は相変わらず、ビショップに冷たいな」


「ソーマは……人生観自体、斜に構えてるから」


「……もしもし、アリスさん?」


「でも~、アリスちゃんは~、そんな~、ソーマ君のことが~、大好き~~」


「……うぅ」


「……チェックメイト」


「……あ」


「はい、おしまい」


「ありがとうございました」


黒の僧正の駒が白い城塞に踏み潰されるとちょうど同時に、俺の首の布をアリアが丁寧に取り払った。

ファサファサと布を払い、そのまま櫛や鋏の髪を拭うアリアの隣で、俺はイスから立ち上がって全身を水で覆う。

頭や襟に残った髪を軽く指で払いながら、地面に散った髪もまとめて庭の端の溝に流し込んだ。

その瞳と同じ穏やかな青のコロモを着たアリアと笑顔を交換した後、俺は弱き敗北者の下へと向かう。


「斜に構えた俺から、まっすぐ生きても勝てないなら意味はない、とアドバイスを贈ろう」


「……むぅ」


「勝つためなら何をしてもいい……というわけでも、ないと思うがね?」


不満げに鼻を鳴らしたアリスとすれ違いつつ、俺は小さく唇をつり上げる。

あたたかさの残るイスに座ると、駒を並べ直しながらマックスが苦笑いを向けてきていた。





「ソーマ、……お願いしていい?」


「……おう」


「……ふー…………」


数十分後。

黒と白のキングが盤面のほぼ中央、2マスを空けて睨み合うという大激戦がいよいよ終極に差し掛かった段階で、アリスから遠慮がちな声がかかった。

歯を軽く食いしばり、無意識に呼吸を最小限にするほどの緊張感。

そこから一旦解放された俺とマックスはそれぞれ体の力を抜き、こめかみや二の腕に残る痺れをようやく自覚していた。

昨日降ったという雨で少し湿った中庭の土の上、アシダをつっかけた俺は意識を膠着状態に陥りそうな戦場から切り離し、毛先を揃えて軽く梳いただけの、見た目にはそれほど変化のないアリスの下へと歩いていく。


……まぁ、髪を伸ばしてほしいと希望したのは…………俺なのだが。


こわばった首をクキクキと鳴らしながら丸イスの後ろに氷で台を作り、縁側の片隅に放ってあった俺のマントを畳んでそこに敷く。

服に髪が付かないように慎重に布を外したアリス、その肩を支えてそこに倒れさせると、まるで美容室で行われるバックシャンプーのような体勢となった。

と言うよりも、やることはそれそのものだ。


【精霊化】させた俺の10本の指先からは、それぞれ生成したぬるま湯が雨のようにポトポトと垂れ始める。

瑠璃色がかった銀髪、二つ名の由来ともなっているその月の色のような髪に指を埋めると、俺はぬるま湯の水勢を徐々に強くしていった。

1本の指から、髪よりも細い糸のような水流を10本。

しかし糸ではなく断続的に水の粒を叩きつけるように、それを放射する。

加えて、指先自体も微振動。


「……ふぁぁ……」


どこかうっとりと瞳を閉じて気の抜けた声を漏らすアリスの頭皮を軽く揉みながら、俺は全神経を集中させたまま美しい髪の中で指を動かし続けた。


一緒に入浴する。

結婚後に家を構え、それまでは意外と機会のなかったそれを提案して、アリスに難色を示されたとき。

妻いわく、俺は自分自身が予想していた以上に……落ち込んだ顔をしていたらしい。

その後に一応の合意は得られたものの、朝夕のバスライフに関してはアリスが譲ってくれる部分が非常に大きいのもまた、俺たちの新婚生活の真実だった。


この洗髪方法は、そんなアリスを懐柔すべく編み出した俺の能力の1つの完成形だ。

10本の指のそれぞれからミクロに達する水流を秒間数十、両手なら千にも届く数を生み出し続ける。

実態としては【氷霰弾ショットガン】を多重に連発し続けるようなもので、実際その超制御に費やす魔力は5分間で【氷艦砲シーカノン】1発に匹敵するほどだ。

……まぁ正直、自分でもこの魔力の使い方はどうかと思っているが。


他、最近は灰から鹸水けんすい、すなわち強アルカリ水を作成し、それと各種香油や植物のエッセンスを合成しての石鹸製造にも手を出したりしているが、それも直接の動機は自宅用、もといアリスとの快適な生活のためだったりする。


「痒いところあるか?」


「だいじょーぶ……」


が、こうした諸々の努力の甲斐もあって、最近はアリスも夫婦でのバスライフを楽しんでくれているようだった。

尚、この洗髪魔法にアリスが付けた名前は、……【悪魔の指先】だ。

1度だけ風呂場以外の場所で使ってみたところ、翌朝にそうなじられた。


「よし、終わり」


「……ん、ありがとう」


最後に、適度な水分を残して水気を消失させる。

普段とは違い、硬い氷に長時間寝そべれば背中も痛くなるし何より冷たいので手早く終わらせたが、満足はしてもらえたようだ。


そして、どうやら暑いネクタではそれも含めて心地よさそうに映ったらしい。


「……お義母かあさんも、やります?」


「うん、是非!」


道具の手入れをしながらじっと俺の手やアリスの表情を見つめていたアリアに声をかけると、年齢を感じさせない元気のよい声で即答された。

















ミルスカたちの指導を受けた食事班の手により、今のウォルではほぼ毎日大量のパンが焼かれている。


その最終発酵前の生地を、1キログラムほど。

冷凍してきたものを解凍し、フライパンの上に鍋をかぶせた即席オーブンで香ばしく焼き上げる。

並行して、片手鍋にクセのないグリーンピースのような豆を入れ、水を生成。

強制的に水分を浸透させた後にそのまま沸騰させ、アク抜きもかねて茹で汁を捨てる。

再度お湯を満たして水圧をかけながら煮沸、さらに果糖、隠し味に少量の塩を加えて豆の形がなくなるまで煮潰し、煮詰めていく。


傍ら、アリスはイチゴによく似た果物を大ぶりのままカットし、中庭に生えていた何かの野菜の花を塩で揉む。

輪切りにした焼き立てのパンの断面に、煮詰めても尚美しい翡翠ひすい色のあんをたっぷりと塗り、半分には赤いイチゴを、残りには塩で揉まれて小さくなった黄色の花弁を添える。


縁日えんにちの出店……ですか?」


「ああ」


あの後。

何故かマックスの髪も洗うことになり、結局は島を半壊させるのと同じ程度の魔力消費と、それ以上の緊張感でヘトヘトになり。

もう家族になったんだからお客様じゃないわよね、との理由からアリアに許可された俺が【発火ファイン】を発動し、アリアとアリスが並んで作ったあたたかい夕食を囲み。

食後のお茶菓子として作ったその変形餡パンを頬張りながら、マックスは問い返した俺に頷いた。


木鳴祭こなりのまつり』。

カミラギ、カンバラ、カンテン、カミカサ。

ネクタ大陸の各地区で2年に1度、1日だけ開催される祭。


そもそも、俺がアリスから帰省に誘われたのは、前回は家出に伴い自身も出ていなかったその祭の「見物」を誘われたからだ。

が、表情を変えず餡パンに次々に手を伸ばしているマックスと、その様子を笑顔で見つめているアリアから提示されたのは完全に運営側での話だった。


……話が、違いすぎる。


冷やしたサンティをすすりながら隣のアリスに冷たい視線を送ると、両親と手紙のやり取りをしていたはずの緑色の瞳はきまり悪そうにそれから逃げる。

そのアリスの視線を追う限りでは、どうやらアリアが手紙に書き忘れていたということ……らしい。


「あら、言ってなかったかしら?」


「……聞いてない」


きょとんと首を傾げる母親に、正面に座る娘は静かに怒気を膨らませた。

一方で、鏡を映したようにそっくりな母娘の対峙を止めるでもなく、マックスは興味深そうに餡パンの餡だけをすくって食べている。

結構な量があったはずの餡パンは、気付けば4分の1程度まで減っていた。

食べたのは、俺が花の方を1つ、アリアがイチゴと花を1つずつ、アリスはイチゴの方だけを2つ……。


つまり、鍋一杯に作った餡の半分近くが目の前に座る中年男性の胃の中に消えたことになる。

……これはこれで、大丈夫なのだろうか?

甘党というかここまでくるともはや何かの疾患ではないのかと、俺は義父に対して密かな危惧を抱いてしまう。


「それ……、いつなんですか?」


次に何かを作るときは、できるだけ量も甘さも抑えよう。

そんなことを心に刻みつつも、俺はとりあえず現状の確認をすることにした。


何しろ、ここはウォルではない。

ノスタルジーに浸ってはいるものの、実際の俺は完全な異邦人なのだ。

『魔王』や水の大精霊としての権能も、ネクタの森人エルフ相手にはあまり効力を発揮しない。

かと言って、カンナルコ家に迷惑をかけるようなことも、母娘喧嘩の仲裁もしたくない。


「2日後だ」


かつ、時間も……あまりない。


「……」


「お手並み拝見じゃのう」


何とはなくアリスの杖、すなわち祭られる方なのであろうフォーリアルに視線をやった俺に。

当の木の大精霊は、明らかに笑みを含んだ声を返してきた。

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