超ショートコメディ 「桂のクイズ1」
~登場人物紹介~
瀬川 歩:高校一年生。将棋が好き
土橋 香助:高校一年生。元不良。喧嘩っ早い
桜井 桂:高校一年生。キザなイケメン
葉月 珠姫:高校二年生。歩の幼馴染。容姿端麗な生徒会長
4人は将棋探究部という、将棋について探究するという一風変わった部活に所属している。
桂「歩、一つ俺からクイズだ」
歩「いいね、受けて立つよ」
香助「俺も聞いてるぜ」
珠姫「一応、私もね」
桂「お前はいま、とある野球の強豪高校の選手だ。お前はレギュラーメンバーの9人に選ばれた」
歩「なるほど、貴重な選手だね……。それで、ポジションは?」
桂「そうだな……、レフトーー」
歩「レフトか、左翼の外野手だね」
桂「スタンドだ」
歩「えっ、レフトスタンド!? 何という戦力の無駄遣い……」
香助「ちなみに、他の選手はどこを守っているんだ?」
桂「ピッチャーが1人、センタースタンドとライトスタンドにそれぞれ1人ずつ、味方ベンチに1人、相手ベンチに3人、祝勝会予定の焼肉屋に1人だ」
歩「すごいね……、ピッチャー以外グラウンドに誰も味方がいない……」
香助「相手ベンチに3人もいるのか。相手チームは相当やりづらいだろうな……」
珠姫「焼肉屋のやつ呼び戻せよ」
桂「まぁ、このクイズにポジションは関係ない」
珠姫「関係ないんかい」
桂「ここからが本題だ。もしここで、バッターの持っているバットがポッキーに、投手が持っているボールがシュークリームになったら何が起きると思う?」
歩「えっ、なんだろう……。戦争かな?」
香助「お前の戦争感ずいぶんメルヘンだな。ポッキーとシュークリームでどつきあうのかよ」
歩「うーん、わからないや。桂、正解は……?」
桂「それはな……、パーティーさ!!! レッツパーリー!」
歩「イエス! レッツパーリー!」
香助「イイイイイヤッホーーーーーー」
珠姫「……、こいつら追放しようかしら……」
本小説は毎日8時に番外編のショートコメディ、22時に本編を更新する予定です。
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