商会誘致
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「こんにちは。こちらにララさんはいらっしゃいますでしょうか?」
今度は一組の男女がルリュエと入れ替わりにララを訪ねて屋敷にやってきた。シオンは既に引っ込んでベッドに横になっていた。少し不貞腐れている。
その傍らにはシオンを慰めるためなのかどうかわからないが、ココとエメが猫のように丸くなっている。おそらくは彼女たちがそうしたいだけなのだろう。そのため、ジナが応対することになった。
「失礼ですが、どちら様でしょうか?」
「ああ、申し遅れました。私、ヘイズ商会のリズと申します。こちらはトニー」
そう言ってヘイズ商会の社章をジナに見せる。取り合えず二人を応接間に通し、ジナは執務室へと駆け込んだ。執務室にはララとインの二人が従事していた。
「あの、ララさん。ヘイズ商会と名乗る二人組がララさんを訪ねてやってきていますけど。片方は釣り目の女性で、もう片方は熊みたいな男性でした」
「あら、もう来たのですか。相変わらず早いですね。お会いするので少々お待ちを」
ララがパタパタと必要な資料を手に応接室へと駆け込んでいく。インも興味があったのか、ララの後を追った。一人取り残されたジナは肩をすくめる。
「お待たせいたしました。私がララです。こちらは同僚のインさんです」
ぺこりと頭を下げるイン。彼女は今回、極力黙っていようと思っていた。ララがどのような交渉を行うのか見てみたいと思ったからである。
「よろしくお願いします。時は金なりと申しますし、早速ですが商談と参りましょう。ララさんはヘンリー商会に居たのですよね?」
「はい。その節はお世話になりました」
「なら、私どもとお付き合いがあったのですね。詳細な説明は省かせていただいても?」
「問題ありません」
「ありがとうございます。まず、私どもに出店を願いたいということでお間違いないですか?」
「はい。その通りです」
それから深い話をしていく。出店するにあたっての費用や税、出店場所などの詳細を詰めていく。どうやら前向きな返事が貰えそうだとララは内心浮かれていた。しかし、そこは商人。そんな素振りは一切見せない。
「わかりました。一度、持ち帰らせていただきます」
「よろしくお願い申し上げます」
主に口を開いていたのはララとリズである。インとトニーは二人のやり取りを眺めているだけであった。そのリズが最後にこう告げる。
「そうそう、こちらがララさんに頼まれていたものになります」
そう言ったリズはトニーの脇を突いた。トニーは慌てて背負っていたカバンの中を探る。彼がその中から取り出したのは小さな木箱であった。
「こちら、ご要望の魔石でございます」
なんとララは魔石をお願いしていたのだ。それも二つも。これにはインも驚愕していた。だが、彼女の名誉のために伝えておくと、きちんとシオンの許諾を得て魔石を購入している。
ただ、どうやってシオンの許諾を引き出したかは秘密だ。
その魔石というのは一つ目は硬化の魔石であった。硬化の魔石を欲した理由はただ一つ。シオンが使い慣れている日本刀を安心して振り回すためである。
今のままでは連続で斬れて二人が良いところだろう。刃こぼれしてしまう恐れがある。
しかし、日本刀に硬化の魔石を付与すれば安心して刀を抜けるのだ。シオンも日本刀の扱いは下手ではないが、戦いの最中で太刀筋がずれる可能性がある。それを気にしなくて済むようになるのだ。
そして二つ目は収納の魔石である。これは既にシオンも所持しているのだが、持ち運びたい荷物の量が増えたため、更に買い増すことにしたのだ。
併せて大金貨二枚の大買い物である。だというのにたった二人で運んできたヘイズ商会。仰々しく守るよりも、逆に二人の方が安全だと思ったのだろう。
なぜ、彼らは収納の魔石を買い足す判断をしたのか。それはシオンとララしか知らない。そのことにインは言葉に形容しがたい腹の底に渦巻く何かを感じ取っていたのであった。
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