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93. 移ろふ心



弱いから

どうしようもないくらい弱いから

差し伸べられた手に縋りたくなる


真夜中の蒼い静寂しじま

いつしか私の目の前に現れるあなた

穏やかに微笑んで

何も心配はいらないと

魅惑的に遠い闇の彼方から響いてくる

あなたのその言葉


あなたの存在は絶対で

私はあなたを拒めない


私の為に差し伸べられた手

それは何にも代えがたい手


けれどその手は取った途端

崩れ落ちてゆく

砂の城のように


何もかも虚像でしかない


愛も恋も

確かに誓った言の葉さえも……



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― 新着の感想 ―
[良い点] 何もかも虚像でしかない その穏やかな微笑みでさえも それでも微笑まん 例え移ろう心であっても 愛あらば...... う~ん、素敵。 やっぱり、香月様の詩の世界感は素敵なのです。 (*>▽…
[良い点] 愛の言の葉も 微笑んだ瞳 差し伸べられた手も 砂の城のようにもろく崩れてしまう ひとのこころは移ろうものですね 素敵な大人の詩をありがとうございました。
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