表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
86/144

86. 熱帯夜



それは真夜中の蒼い時

うごめいている

あなたと私、ふたりきり


世界中の誰よりも

愛しくて愛おしくて


ふたりのみぞ知る真名を囁き

甘やかに睦言を交わしながら

滑らかな素肌を晒し

互いの四肢を絡めあい

唯、真実の愛のみを求める


それは宇宙のことわりのように

深い絆を育んで

今、この広い世界の中に存在し

呼吸いきをしているのはふたりだけ


そんな他愛なく幸せな錯覚を

あなたとだけ共にする


いつしか微睡みへといざなわれ

浅い眠りへと共につく


朝まで長い熱帯夜



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] これは美しいエロス! 正直少し興奮しました^^;
[良い点] きゃっ(//∇//)♡‬ 月明かりの蒼さと湿度感が伝わってきました。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ