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75. 朝まで遠い聖なる夜は



肌に触れる空気が射すような十二月

街は華やいでいて

明るいイルミネーションで彩られ

クリスマスソングが奏でられる中

私はひとり

遠い街にいるあなたを想う


あなたは誰と一緒に

この聖なる夜を過ごすの

どうやってこの長い夜を潜り抜けるの


私はひとり


唯、あなたを想って

想って、想って……


あなたの笑顔を思い浮かべる

それは記憶の彼方に紛れて

どこか遠くで

一人歩きしている


ただあなたを想う

聖なる夜は更けゆきて

ただあなたを想う

私だけが存在して


この暗い時の静寂しじま

見えないあなたの幻が浮かび

聞こえないあなたの声が木霊する


そんな夜は朝まで遠い……



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― 新着の感想 ―
[良い点] 三度くらい読み返してしまいました。 香月さんならではですよね……。感想にならないくらい、純度が香月さんです。 (※すみません、真剣に胸に残るものをお伝えしたいのに……!) 技巧的なことは…
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