53/144
53. ふたりの夕べ
あなたとふたりきりになった
蒼く透明な静寂で
ドアが閉じられると同時に
強く抱きしめられた
痩せた頬へと優しく落ち
次々に降ってくる
あなたの熱い口づけが
私の紅い口唇を塞いで
あなたの甘い吐息が
白く細い首筋へとかかり
私の心と躰を
優しく温かく包み込む
とくとくと鳴り響く
心胸の音を隠して
あなたの厚い胸の中へと
密やかに我が身を投じる
それはさやかな早春の夕べ
唯、あなたと私だけが在る
私は今、大人の女性になり
もうふたり後戻りできない
あなたとふたりきりになった
蒼く透明な静寂で
ドアが閉じられると同時に
強く抱きしめられた
痩せた頬へと優しく落ち
次々に降ってくる
あなたの熱い口づけが
私の紅い口唇を塞いで
あなたの甘い吐息が
白く細い首筋へとかかり
私の心と躰を
優しく温かく包み込む
とくとくと鳴り響く
心胸の音を隠して
あなたの厚い胸の中へと
密やかに我が身を投じる
それはさやかな早春の夕べ
唯、あなたと私だけが在る
私は今、大人の女性になり
もうふたり後戻りできない