表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
34/144

34. 水のように冷めやかで、火のように熱く



僕を見つめるその瞳は

水のように冷めやかなのに

貴女の躰は火のように熱い


僕の背中にその細い腕を伸ばして

僕の耳元で甘い吐息を漏らす貴女


その睦言に我を忘れ、酔いしれて

貴女の全てを手に入れたいと欲していた


けれど、あなたの瞳は僕の瞳を通り越し

もっと違う

遥かな高みを見つめている


それは、貴女が歩んで来た過去

貴女の躰を通り過ぎて来たもの


僕以外の明らかに他の男の

存在を見せつける貴女……


貴女を手に入れたい

心も躰もその全てを

僕だけのものにしてしまいたい


そんな野望を抱く僕を見つめる

貴女の瞳は冷めやかで

貴女の躰は火のように熱い……



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ