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11. 甘い陶酔
寄せ返す白い波のような
シーツのはざまで
あなたに抱かれる
夢を見る
それは真夏のとある午後
天井の扇風機が緩く回る
気だるく熱い空気の中で
あなただけを見つめて
裸身に真紅のピアスのみ
身につけて
誰にも見せたことのない
しどけない姿で
無垢な瞳で
恥じらいに頰を染め
言葉もなく息を潜め
あなたに
唯ひとり愛してる
あなただけに抱かれ続ける
そんな果てない夢を見る
それは甘く香る陶酔
食べてはならない
禁断の果実
決して叶うことはない
彼方の儚い夢の幻……
寄せ返す白い波のような
シーツのはざまで
あなたに抱かれる
夢を見る
それは真夏のとある午後
天井の扇風機が緩く回る
気だるく熱い空気の中で
あなただけを見つめて
裸身に真紅のピアスのみ
身につけて
誰にも見せたことのない
しどけない姿で
無垢な瞳で
恥じらいに頰を染め
言葉もなく息を潜め
あなたに
唯ひとり愛してる
あなただけに抱かれ続ける
そんな果てない夢を見る
それは甘く香る陶酔
食べてはならない
禁断の果実
決して叶うことはない
彼方の儚い夢の幻……