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104. 氷雨
冬の氷雨が濡れそぼる
その冷たさが私の熱い想いを
体の熱を奪えばいい
唯、あなたを想いながら
そう祈る夜
あなたの心が
あなたの気持ちがわからない
私を愛しているの
私を信じているの
私はどうふるまえばいいの
あなたとあの夏に出逢い
五年の月日が流れ
別れと再会を繰り返し
そして
今また相見えている
なのに
あなたの心がわからない
あなたの言葉の
あなたの行動の
真意がわからずに
私は唯、翻弄されて
氷雨に打たれ
熱を奪われて
あなたへの想いをさまして
明日への一筋の光を探して
夜は深く、暗闇の中
唯、あなたの姿を求め彷徨う
光溢れる朝はまだ遠く……




