101/144
101. 冬の日にあなたは遠く
あなたと出逢った
あなたと語り合った
あなたに全てを奪われた
あの輝ける夏の日
陽射し眩しく
鳥は歌い
世界の全てが私達を祝福していた
そんな幸せだった日は過ぎ去りて
今や冬の空気はかく冷たく
空はこれほど遠かったのか
あの目映い虹色の雲の彼方に
あなたの優しい面影を映して
あなたの想い出を噛み締める
あなたは今、何処にいるの
私を想っていると
私を愛していると
そう誓いながらも
あなたは去っていった
あなたもあの青い空の下
天を仰いで
私の存在を信じていることを
知る冬の日に
あなたは遠く




