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100. 聖なる季節に
あなたが音もなく静かに
でも確かに少しずつ
私の許から離れていくのを
私はなす術もなく
唯、見守るしかなくて
あなたが何を考えて
今、どうしているのかも
私は知らなくて
あなたがいつも私を想っていると
そう誓ってくれた言の葉を
胸に大事にしまっていて
あの眩しかった
幸せだった
あの夏の日は遠く
この冷たい風が吹く季節に
私はあなたを悲しく想う
あなたがそこに存在した
あなたの言葉の温もりに
縋るばかりの私は
この聖なる季節を
唯一人きりで……
あなたが音もなく静かに
でも確かに少しずつ
私の許から離れていくのを
私はなす術もなく
唯、見守るしかなくて
あなたが何を考えて
今、どうしているのかも
私は知らなくて
あなたがいつも私を想っていると
そう誓ってくれた言の葉を
胸に大事にしまっていて
あの眩しかった
幸せだった
あの夏の日は遠く
この冷たい風が吹く季節に
私はあなたを悲しく想う
あなたがそこに存在した
あなたの言葉の温もりに
縋るばかりの私は
この聖なる季節を
唯一人きりで……
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