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センエース~『2垓年』努力した童貞。理不尽に全てを奪われたが、必ず全て取り戻す~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
第二章 魔王を使って成り上がれ!! バレたら絶対に殺されるから気をつけろ!

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93話 ギャンブル中毒のおバカさん。


 93話 ギャンブル中毒のおバカさん。


「金だけではまだ弱いから……そうだな。そのうえで、あんたは、『この地下迷宮の雰囲気やスリルの中毒になっている』という事にしたらどうだろうか。そういうバカはたまにいる。平穏という退屈を嫌い、あえて、危険な状況に身を置くバカ」


「損切りできない上で、リスクハイになっている……と。やべぇヤツっすね。人生失敗するヤツのお手本みたいだ」


 ギャンブル中毒の頭が弱いヤクザ者……みたいな感じかな?

 はたから見ている分には『なんで、その生き方を選ぶかな。絶対にやめた方がいいのに』と断言できる人生を送っている人が……世のなかには、結構な割合で存在している。


 ボクは、これから、『そういう人間である』と、お貴族様には思われるわけだ。

 ……みっともないと思わないこともないけれど……でも、まあ、別にいいか。

 ボクは、『本当に大事なものが何か』を見極めることが出来る。

 見栄よりも実利をとれる。

 ボクは賢くはないだろうけれど、でも、そこまでバカじゃないと思う。


 そこでボクは、7番に、


「損切りできないリスクバカ……として、この先の人生をこなしていくので、ラストローズ辺境伯には、そっちの方向性で報告、よろしくです」


「了解した」


 といった具合に会議が終わったところで、

 ちょうど、6階へと続く階段を発見した。


 現在時刻は23時47分で、『本日の魔王を召喚できるタイムリミット』まで、あと2分45秒ぐらい。


 そこで、ボクは、モンジンに話しかける。


(今のボクは2体召喚できるんだから、ボスの魔王も余裕だよね。だから、時間調整しなくてもいいと思うんだけど、モンジン的にはどう?)


(相談は、俺じゃなく、7番にしておけ。その女は、おそらく、俺より賢い。いいブレーンがついてくれてよかったと、心からホっとしている)


 モンジンが謙遜しているのか、それとも、7番がガチで凄いのか……

 その辺の詳細は分からないけれど、ボクとしても、

 7番は、冷静で知的だと思う。


 だから、モンジンの指示に従い、7番に相談してみた。

 彼女は、『ボクの魔王召喚能力』と『地下迷宮の構造』について、既に、ボクよりも精通している。

 だから、すぐさま『最適解』をはじき出してくれた。


「念には念を入れて、50分になってから、6階におりることにしよう」


「いえす、まむ」


 ボクは考えることをやめて、7番のお人形さんになる。

 これが心地いい。

 ボクは、社長にはなれないなと思った。

 人間は大きく二つにわかれる。

 『指示を出す人間』と『指示を待つ側の人間』。

 ボクがどちら側の人間であるか……それが分からない人はこの世にいないだろう。



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