表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
センエース~『2垓年』努力した童貞。理不尽に全てを奪われたが、必ず全て取り戻す~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
第二章 魔王を使って成り上がれ!! バレたら絶対に殺されるから気をつけろ!

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

54/414

54話 17番と9番だけの秘密。


 54話 17番と9番だけの秘密。


(なんにも覚えていないが……俺がかつて組んでいたバディが、『死ぬほど頼もしかった』ということだけは、なんとなく覚えている……そいつのこと、めちゃくちゃ嫌いだったような記憶があるが……でも、バカなお前よりは好きだ……なんだったら、死ぬほど好きだったかもしれない……)


「あ……そうですか……」


 などと、無駄な会話をしていると、家についた。

 ポルのオッサンは、相変わらずおとなしいまま。

 ボクの顔を見ても、特に何も言わない。


 昔だったら、ちょっとでも遅く帰ってきたら、絶対に殴られていたけど。


 ボクは、オッサンに『ただいま帰りました』と挨拶だけして、馬小屋の寝床に向かう。

 すでに9番が寝支度をして待っていた。

 ボクにガシっと抱き着いてきて、


「先輩、ダンジョン、どうでした?」


 と、ニコニコで聞いてきた。

 この抱き着かれるのにも、もう慣れた。

 ボクは、ほとんど条件反射的に、9番の頭をなでながら、


「うまくいったよ。クリアできた」


「本当ですか?! ダンジョンって1000年間、誰もクリアできなかったんですよね?! それを、先輩は、一人でクリアしちゃったんですか?!」


「まぁな。……言うまでもないが、誰にも言うな。どうせ、誰も信じないとは思うが……」


「ですね。僕以外、誰も信じないと思います」


 ニッコニコでそんなことを言う9番。

 守りたい、この笑顔……と、本気で思わしてくる、魅惑のミラクル美少女っぷり。

 だが……男だ……

 まあ、いまさら、そんなもん、どっちでもいいことだが……


 と、心の中で、一つの諦めの境地に立ってから、ボクは、9番に、


「明日からも、出来る限り、行けるときはダンジョンにいって、お宝を手に入れようと思っている。手に入ったお宝しだいでは、すぐにでも……ボクらは平民に上がれるだろう」


「ダンジョンって、クリアしたら、お宝が手に入るんですか?」


「ああ、そっか。そこから説明しないとな。ほら」


 そう言いながら、ボクは、神眼モノクルを取り出して、9番に見せる。


「凝った装飾品のモノクルですね……え、これがダンジョンのお宝ですか?」


「ああ。これは……プロパティアイって魔法が使えるようになる神器だ」


「プロパティアイ……へぇ。すごいですね」


「え、お前、プロパティアイ、知ってんの?」


「ぇ……ぁあ、いえ、知りません。分からなかったから、テキトーに流しました。僕、そういうところがあるんですよ」


「わからなくもない……ボクも、似たような感じのことをよくする」


「あはは」

「あはは」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
54話 「プロパティアイ……へぇ。すごいですね」 「え、お前、プロパティアイ、知ってんの?」 「ぇ……ぁあ、いえ、知りません。分からなかったから、テキトーに流しました。僕、そういうところがあるんで…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ