表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
センエース~『2垓年』努力した童貞。理不尽に全てを奪われたが、必ず全て取り戻す~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
第二章 魔王を使って成り上がれ!! バレたら絶対に殺されるから気をつけろ!

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

390/414

189話 セミディアベルの正体。


 189話 セミディアベルの正体。


 セミディアベルはニコっとあやしく微笑んで、


「もちろん、これだけじゃ終わらないよ。君が相手なのだから、鋭利に加速させてもらう。――第二の変身もみせよう」


 セミディアベルは自らの胸部に両手を重ね、低く、ひどく古い言語で呪詛じゅそむ。

 音にならない音が積み重なり、輪郭がふっと崩れた。


 視界の中心で、彼の血肉がギュウっと圧縮されていく。

 装甲が花びらのように反転。



 ――内側から現れたのは二頭身の龍。

 愛らしいフォルムなのに、表情は憎たらしい。


 ナメらかなウロコの上に、いびつに神性がい付けられていた。

 肩口から腰へ、流れるように重なるプレート。

 冠のように輝く角。

 背骨に埋め込まれた兵器としてのとが


 悪鬼の装甲が、携帯ドラゴンのフレームに適合し、微かな鈴音のようなシステム音を零した。


 センエースの眉間に濃いシワが刻まれる。


「その姿は……携帯……ドラゴン……?」


 『ごつい鎧をまとう二頭身のドラゴン』になったセミディアベルは、

 静かに微笑んで、


「その通り。私の正体は、携帯ドラゴンだったのだよ。驚いたかな?」


「驚いたっていうか……え、どういうこと?」


「詳しく説明してあげるほど、私は優しくはないよ」


 『携帯ドラゴン・セミディアベル』は、きらりと笑った。

 同時に、足元が黒い風でこすれ、圧が一段跳ね上がる。

 地面に走る雑多な亀裂が、心拍のように脈打った。


「ああ、いや、一応、暴露も積んでおこうか……」


 携帯ドラゴン化したセミディアベルは、軽くノドを鳴らし、

 安価なゲームを始めるみたいに言葉を口にする。


「今から、『人型状態の私』を、『G‐クリエイション・蝉』で出現させる。その状態で、『携帯ドラゴン状態の私』はトランスフォームをする。そうすれば、どうなる?」


「……とっても強くなる?」


「正解だ。ご褒美に、何か願いを叶えてあげよう。なにがいい?」


「まず、あの『Gなんとか蝉』っていう『ハイパーメディアクリエイティブすぎるアイテム』を使うのやめようか。ウザいから。小細工で遊ばず、シンプルに殴り合おう。その方がお互いの熱量や愛情や友情を確かめ合うことができると思うんだ。そうだ。うん。そうしよう。そうすべき」


「くくく……」


 愉快そうに笑うと、黒い板状の異物――『G‐クリエイション・蝉』を取り出す。

 指先が画面をひとなぞりするたび、空間の端々に赤いログがにじむ。

 センが渋い顔をしているがお構いなし。


 #INSTANCE_DUPLICATE

 #VAR_OVERFLOW

 #ACCESS_VIOLATION(許可:強制上書き)



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
センエースのウザいからやめようからの、 愛情や友情を確かめ合うに持っていく、 熱血ツッコミに笑いました。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ