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センエース~『2垓年』努力した童貞。理不尽に全てを奪われたが、必ず全て取り戻す~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
第二章 魔王を使って成り上がれ!! バレたら絶対に殺されるから気をつけろ!

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29話 ラストローズ辺境伯視点(4)


 29話 ラストローズ辺境伯視点(4)


「――魔王が相手では、流石の私でも、相手にならないだろうけれどね、ふふふ、はっはっは」


「セミディアベル公爵……失礼ですが、笑い事ではないかと存じます」


「ふふ……いやぁ、失礼。バカにしているわけではないのだがね……ただ、魔王が結界内に出現したにしては『あまり、大きな騒ぎにもなっていないなぁ』と首をかしげているだけさ。もしかして、あれかな? 結界内に出現した魔王は、我々に討伐されるのを恐れて、こそこそ、隠れて逃げ回っているのかな? ははは。魔王は、君が1000人いても勝てない怪物なんだがねぇ。いったい、なにを、そんなに恐れているのだろうか。……なにか思い当たる節があるかい、ラストローズくん」


「……」


 本当に嫌な人だ。

 この人は、シンプルに性格が悪い。

 間違いなく有能な方なのだが……本当に性根が腐っているのだ。

 子供の時から、正直、ずっと、大嫌いだった。


「そんな顔しないでくれたまえ、ラストローズくん。知っての通り、私は、君の敵ではないよ。『父のように思ってくれていい』とすら思っている」


「……ありがとうございます。大変、光栄に存じます」


「うむうむ」


 と、セミディアベル公爵は、嘘くさいニコニコ顔でそう言うと、


「ラストローズくん……いまの君の顔には、ハッキリと、『誰かに相談したい』と書いてある。私も忙しい身であるため、相談受付などはしていのだが……かわいい君のために、少しだけ時間をとろう。さあ、なんでも相談したまえ」


 鬱陶しいな。

 許されるなら、殴り飛ばしたいところだ……


「ありがとうございます……セミディアベル公爵」


 正直、この人に相談なんかしたくないが……

 しかし、この人が、とんでもなく有能であるのは、私も認めるところ……


 どうせ、すでにとことんバカにされているのだから、取り繕う必要はない。

 いっそ、本気で相談してみるか。


「実は――」


 私は、今回の魔王問題に関する詳細を報告すると共に、


「――以上が私の推論なのですが……セミディアベル公爵は、それらの疑問点について、どう思われますか?」


 『猿の17番が犯人である可能性』について、

 セミディアベル公爵がどのようにお考えになるかを尋ねた。


「ふむ……なるほど、なるほど」


 公爵は、私の発言を咀嚼するように、何度か、頷いてから、


「ラストローズくん……君は、どうやら、『自分の考えに固執するところ』があるようだ。それではいけない。もっと柔軟さをもたなければ」



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