表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
センエース~『2垓年』努力した童貞。理不尽に全てを奪われたが、必ず全て取り戻す~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
第二章 魔王を使って成り上がれ!! バレたら絶対に殺されるから気をつけろ!

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

194/414

15話 終わった……何もかも……


 15話 終わった……何もかも……


 ……なにやっとるんだ、あの異常者……

 などと思いつつ、遠くから伯爵を眺めていると、

 後ろから、


「よう、17番」


 と、『猿の20番』……もとい『平民のミケ』が話しかけてきた。


「なんで、ちょっと震えてんだ、お前」


 ボクは、ミケの耳元で、ひそひそと、


「いや、あの……見てよ、あそこ」


「ん……おっ、あれは、ゼンドート伯爵か」


「え、知り合い?」


「そうじゃねぇけど、見た事ぐらいはある。あの人は、貴族の中で、特に有名人だし」


「ミケは、伯爵のこと、どのぐらい知ってるの?」


「いや、ほぼ知らんけど。……『変わった性格をしている』という噂は、たまに聞く。あと、伯爵の中では最強格っていうウワサも」


「変わった性格とかじゃないぞ、アレは」


「伯爵をアレ呼ばわりは流石にやめておけ。マジで首切られるぞ」


 などと、こそこそ会話をしていると、

 ボクらの存在に気づいたゼンドート伯爵が、


「そこの奴隷二人……こっちに来なさい」


 と手招きしてきた。


「終わったな、17番。遺骨を、どこにばらまいてほしい?」


「そこまでしてもらえるほど、ボクら仲良かったっけ? てか、聞こえるわけないから、この距離の小声が」


 などと軽口をたたき合いつつも、ボクらは駆け足で、ゼンドート伯爵のもとに向かう。

 さて、なぜ呼び出されたのか……

 仮にさっきの発言が聞こえていたとしても、さすがに、あの程度で殺されないとは思うけど……でも、あの異常者のことだからなぁ……


 などと思いつつ、ゼンドート伯爵の前に、二人並んで直立不動。


 ゼンドート伯爵は、ボクらの顔に、それぞれ一度ずつ、視線を送ってから、

 クっと、ボクの目をロックオンすると、


「ラストローズ辺境伯から聞いている。猿の17番……君の召喚獣は、魔王に傷を与えたらしいな」


「ぇ、あ……はい、なんか、ボク、魔王特効のスペシャルがあるっぽくて……」


「素晴らしい。僕一人では、魔王を殺し切ることは難しい。君の協力には期待をしている」


「ぁ……はい。がんばります。うす」


 そこで、ラストローズ辺境伯は、ミケに視線を向けて、


「君は、猿の20番だな」


「……はい」


 ミケは、一瞬、何か言いたそうに口ごもったが、結局、素直に首を縦に振った。

 たぶん、本当は『もう平民に上がっています』と言いたかったんだろうけど、大貴族の発言を修正するのは色々とリスクがあるからね。

 気持ちは分かるよ。

 ボクも、もう奴隷じゃないけど、奴隷呼ばわりを否定していないは、同じ理由から。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ