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センエース~『2垓年』努力した童貞。理不尽に全てを奪われたが、必ず全て取り戻す~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
第二章 魔王を使って成り上がれ!! バレたら絶対に殺されるから気をつけろ!

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162/414

162話 魔王討伐。


 162話 魔王討伐。


「魔王に通じるレベルではない」


「ぺぇ?」


 想定外の反応に、思わず、変な声が出てしまった。


「君の査定が終われば、試験も終わり。それに、君は、魔王事件について事情を知っている。だから、もう、ここで伝えておくが……今回の試験は、私が新たに設立した『魔王討伐隊』のメンバーを選抜するためのもの」


 知っています。

 とは言わない。

 ボクが『黒猫の99番』と共闘していることは内緒だからね。


 最初から知っていたボクとは違い、他の受験生たちは、訝しげな顔をしていた。

 疲れ切った顔で倒れこんだまま、受験生同士、互いに顔を見合わせながら、


「魔王討伐?」

「な、何言ってんだ……?」

「まさか、外に出て、魔王を狩ろうって?」

「冗談じゃねぇぞ。死ぬだけだ」

「辺境伯は、頭おかしくなったのか?」

「……ぁ、そ、そういえば、ウワサを聞いたことがある」

「ウワサ? どんな?」

「都市内部に、魔王が出現して暴れたってウワサ……」

「ああ、それ、おれも聞いたことある」

「ただのデマ……じゃないのか?」

「ぇ? もしかして、だから、人を集めようとしているんじゃ……」


 詳しい事情を知らない挑戦者たちが、拙いウワサを頼りに、ひそひそ話し合っている。

 そんな彼らを尻目に、ラストローズ辺境伯は、淡々と、


「デバフ要員や後衛アタッカーは、すでに優秀な人材がたくさんいる。現状、私が望んでいる人材は、その優秀なチームを守るための盾役だ。だから、前衛職をメインに募集をかけた」


 そう言えば、前衛職ばっかりが集まっているな。


 今回の就職試験は、礼拝堂の出張所で紹介されたワケだけれど、

 あれも、『ボクが適任だから紹介された』というわけではなく、

 ボクがしつこく『仕事はないか?』と食い下がったから、紹介されただけ。


 なんてことを考えていると、

 倒れている受験生たちが、またひそひそと、


「盾役……」

「確かに、おれのメインポジションはタンクだが……」

「まさか、魔王相手に、壁要員として使われるわけじゃ……」

「ま、まさかな……」

「魔王相手に壁なんて、機能するわけない」

「……一瞬で吹っ飛ばされて終わりだ」

「魔王が相手じゃ、人間の中の『多少の性能差』なんて、全部誤差だからな」

「辺境伯だって、魔王が相手だと、一撃で死ぬだろうからなぁ……」


 そんな彼らの不安そうな話し声を完全にシカトして、ラストローズ辺境伯は、


「猿の17番。選抜試験に参加してくれたことは感謝するが、流石に、君では――」



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