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センエース~『2垓年』努力した童貞。理不尽に全てを奪われたが、必ず全て取り戻す~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
第二章 魔王を使って成り上がれ!! バレたら絶対に殺されるから気をつけろ!

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155/414

155話 最終試験。


 155話 最終試験。


「猿の17番の勝利。実技試験、合格だ」


「わーい」


 子供らしく、ボクは両手をあげて、喜びを表現してみせた。



 ★



 控室に戻ると、黒猫の99番が近づいてきて、


「あの雷カゲロウが、擬態の魔王マパネットか?」


「そうそう。得意なのは擬態だけじゃないけどね。というか、むしろ、擬態はオマケ。マパネットの真価は、デバフ散布能力にある」


「魔王召喚能力……本当に破格だな」


「すごいよね。もし、この力が暴走でもしようものなら、人類は一巻の終わりだよ」


「その心配はしていない。お前の本体であるアバターラなら、魔王召喚能力を完全にコントロールできる……と私は信じている」


「だからぁ! 本体、ボクぅ!」


 この煽りネタ、温情で我慢してやろうと思ったけど、

 不意打ちをくらうと、やっぱりダメだね。

 普通にブチ切れてしまった。


 と、そこで、ボクの中にいるモンジンが、ボソっと、


(感情を処理できん人類はゴミだと教えたはずだがな)


(やかましいわ。ゴミで結構。ムカつくもんはムカつくんじゃいっ)


 心の中で、モンジンと『ガキのケンカ』していると、

 99番が、冷静な声で、


「魔王召喚能力が破格なのは間違いないが……最終試験では、マパネットは使えないぞ」


「ぇ、ぁあ、えっと、確か……最終試験は、実技を突破した受験生全員で、ラストローズ辺境伯と戦うってやつだっけ」


「そうだ。魔王マパネットなら、ラストローズ辺境伯を痺れさせることもできるだろうが……」


「そんなことしたら、色々と終わりだもんね」


「それで? どうする? 最終試験で、ラストローズ辺境伯に認められないと合格はできないぞ」


「それに関しては、実は、秘策があるんだ」


「秘策? どんな?」


「ふっふっふ……まあ、見てなよ。対ラストローズ辺境伯において、ボクは、切り札を二つも残している。この意味がわかるな?」



 ★



 2次の実技試験を突破したのは、合計53名。

 その中には、


「猿の20番じゃないか……生きとったんかワレェ」


「はぁ? なんて? われ?」


「あまり気にしなくていいよ。つい、ボクのコミカルがあふれ出ちゃっただけだから。それより、よく実技試験を突破できたね、20番。君がタフで賢いのは認めるけど、正直、二次試験は無理だと思ってた」


「成長しているのはお前だけじゃないんだよ。てか、お前に負けたことが悔しすぎて特訓した。今まで、本気の努力とかしたことなかったけど、カスのお前なんかに負けっぱなしは絶対に嫌だったから、マジで頑張った」



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