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センエース~『2垓年』努力した童貞。理不尽に全てを奪われたが、必ず全て取り戻す~  作者: 閃幽零×祝百万部@センエースの漫画版をBOOTHで販売中
第二章 魔王を使って成り上がれ!! バレたら絶対に殺されるから気をつけろ!

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133/414

133話 僕は絶対に正しい。


 133話 僕は絶対に正しい。


 流石のゼンドート伯爵も、逃げた魔王を追いかける気はないようで、


「ぐ……ふっ」


 その場で膝から崩れ落ちた……が、すぐに気絶はせず、

 這うようにして、斬り飛ばされた右腕を回収し、


「け、欠損治癒ランク7……」


 どうにか回復魔法で、右腕をくっつけると、


「僕は……負けない……僕は……絶対に……正しい……っ」


 そこで、ついに、バタっと気絶した。


 なんてしぶとい人間なんだと素直に感嘆する。

 その生命力と嫌悪感は、まるでゴキブリ。


 気絶したゼンドート伯爵を見つめていると、

 そこで、モンジンが、


(そのバカ、いまのうちに殺しておいた方がいい。ゼンドートはマジでヤバい。性格もそうだが、なによりスペックが高すぎる。……こんなのに生きていられると邪魔すぎる)


(え、いや……でも、殺すのは……)


(マパネットを召喚して植物人間にしろ。ヤクザ相手にやっただろ)


(ああ……それだったら、まあ……)


 そこで、ボクはモンジンの提案に従い、マパネットを呼び出す。

 誰かに目撃されないよう、念のため、小さなリスの状態で召喚して、

 ゼンドート伯爵に、植物人間ウイルスをぶちこんでもらうことにした。


 決断した直後、足元で、どこからともなく現れたどんぐりが、コロっと転がる。

 次の瞬間、それがパカっと割れて――中から、葉っぱの迷彩マントを羽織ったリス型マパネットが登場。


 マパネットは、ディ〇ニー映画みたいな機敏さで、崩れたガレキの影に隠れつつ、ゼンドート伯爵に、植物人間ウイルスをぶちこんでいく。


 動きが、あまりにも老舗アニメーションすぎて、ついほっこりしてしまう。

 気味に、そんなマスコット的なポジションは求めていないのだけれど……


 ……なんてことを思いつつ、

 ボクは、『植物人間になったゼンドート伯爵』を見つめながら、


(……ぁ、あんな、漫画でもなかなか見ないような人間が実在するとは……びっくりだよ。どういう環境で育ったら、あんな風になるんだろ……)


(あそこまでいくと、むしろ、環境は関係ないだろうな。あいつ自身の核に刻まれた性根の問題だ)


(……ところで、5番姉妹のこと、どうしようか……ボク、自分と9番を守るだけで手一杯なんだけど……)


(そこはもう、頑張るしかないだろ。気合いだ、気合いだ、気合いだ)


(気合いで解決できることって、君が思うほど多くないと思うよ)



 ★



 小一時間ほど、ボクは、この場で気絶したフリをし続けた。

 さっさと誰か起きてくれないかなぁ……と思いつつ、ダランと力なく寝転がっている。

 正直、だいぶしんどい。


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