100話 ボクが困ること。
=================
・主要キャラ
猿の17番 「バカ奴隷」11歳。存在値9。
モンジン 「変態幽霊」たぶん2垓歳以上。存在値?
ポル 「オッサン」38歳。存在値30。
蛇の9番 「美少年」6歳。存在値5。
針土竜の3番「ヤクザのアネゴ」23歳。存在値70。
蝙蝠の7番 「ラストローズの忍。17番のバディ」28歳。存在値75。
ウルベ男爵 「17番の腕を切った貴族」32歳。存在値50。
カルシーン伯爵 「だいぶまともな貴族」23歳。存在値110。
ゼンドート伯爵 「狂気の貴族」38歳。存在値115。
ラストローズ辺境伯「若き天才貴族」15歳。存在値150。
セミディアベル公爵「悪魔的貴族」1001歳。存在値?
パメラノコット公爵「ラストローズの先生的貴族」500歳。存在値140。
ゼラビロス 「オールラウンダーの魔王」存在値500。
パリピーニャ「スーパーパワーの魔王」存在値500。
マパネット 「パンデミックの魔王」存在値500。
=================
100話 ボクが困ること。
最初は、自分の筋トレもかねて、『毎日腕立て100回する』っていうルールにしようかとも思ったんだけど、『ケガや病気で出来なかったりする可能性』も考慮して、今のようなルールにした。
(……もし、マジで、アリア・ギアスだとしたら、『生命力を分割して運用する。そのかわり、強力な魔法やスキルが扱えるようになる』というパターンである可能性が高い。気をつけろ)
(……『気をつけろ』って言われても、ボクに出来る事は特にないんだよなぁ……)
などと言いつつ、一応は、元幼女型ダンジョン魔王の動きを警戒していると、
女ダンジョン魔王の声が、ボクの脳内に響く。
『貴様がもっとも嫌がることは……コレだな……』
そう言った直後、ダンジョン魔王が指をパチンと鳴らした。
すると、足元に大きな魔方陣が浮かび上がる。
禍々しい紋様が幾重にも重なった。
「なんだ、なんだ……?」
ボクが困惑している間にも、魔方陣は淡く脈動しはじめる。
そして、その中心に――
二人の美女が、ふわりと現れた。
「え……えぇ?!」
ブワっと全身に脂汗が溢れた。
魔方陣の上に現れた美女……
『外周西南西区』全体の支配を任されている貴族『カルシーン伯爵』と、
魔王組のヤクザにアネゴと慕われている奴隷『針土竜の3番』。
二人を見て、ボクは渋い顔で、天をあおぎ、
(なに、この状況ぉ……ああ、もう、めんどくさぁ……えぇ、もぉ……どうすりゃいんだよ、これぇ……)
キテレツな状況にボクが困惑してフリーズしていると、
カルシーン伯爵が、
「これは……転移のワナか……」
伯爵は、最初こそ戸惑いの表情を見せていたが、
すぐに、キっと表情を正して、周囲を睨みつけながら、
「最悪だ……逃げ道も見当たらない……密閉されている……」
続くように、『針土竜の3番』も、顔に冷や汗を浮かべつつも、
「厄介なことになりましたね。……単純に、『ラストローズ辺境伯』と離れてしまったのが、とにかく痛い。……どうしますか、カルシーン伯爵」
二人は、ダンジョン魔王を警戒しつつ、
ボクや7番にチラっと視線を向ける。
ちなみに、その間、ダンジョン魔王は、ニヤニヤと笑いながら、腕を組み、ボクらから距離をとっている。
しばらく攻撃する気はなさそう……に見えるけど、実際どうなんだろう。
などと思っていると、『針土竜の3番』が、
「猿の17番と、蝙蝠の7番……もしかして、あんたらも転移のワナにかかったのか?」
「え? あ、え、えっと……」




