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悪逆無道の異世界冒険記  作者: ボルトコボルト
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090 剣聖ルイ

Aランク冒険者ルイは、剣を抜くと素速く踏み込み、俺を薙ぎ払う。


キンッ!!


ジャイアントハーフの聖騎士リンが、空かさず俺とルイの間に入り、盾で剣撃を弾いた。


「タクミ様に何をする!」


あぁ、名前を出しちゃったよ。

リン・・・。

しょうが無いなぁ。


キンッ!!ガンッ!・・・。

カカンッ!カンカン!・・・。


俺は数歩退き、ルイとリンの戦いを見ているが、リンはルイの剣撃を余裕で捌いてるので安心だ。


ついでにルイを鑑定しよっと。


おお!職業が剣聖だ!


しかしレベルとステータスは低いなぁ。


いや、リンが高過ぎるのか。


一般の冒険者であろうリーマバと比べれば、ルイの方が圧倒的にレベルもステータスも高いからな。


ルイが飛び退きリンと距離を取った。


「くっ、お前は何者だ!私の剣技が通じないとは、信じられない。」


「た、旅人・・・かな?」

リンの目が泳ぎ俺をチラ見する。


「何で疑問形なのだ?」

ルイは訝しむ。


俺はサムズアップしておいた。


リンはホッとして、また身構える。


「旅人がこんなに強い訳無いだろう!しかも様と呼ぶのは可笑しい。」


「私はタクミ様の・・・。じゅ、従者だから良いのだ。」


リンがまた此方をチラ見する。


何も言わなくても良いのになぁ。

俺は首を横に振る。


リンはガッカリした顔で溜息をついて、また身構える。


「タクミ様、殺し(やっ)ちゃいましょーよー。」

ブラックジャガー獣人のノワが俺の横に来て囁く。


ノワもレベルがかなり上がって、ステータスもリンと遜色無いからねぇ。


瞬殺出来るだろうなぁ。


「いや、周りで野営している人達が、遠くから見てるから、殺すのはちょっと不味いかなぁ。」


「えー。詰まんないですぅー。」


ルイが身体に魔力を纏い、剣が淡い光を帯びる。


「ん?」


「しょうが無い!最終手段だああ!」

ルイが叫ぶ。


なんかヤバそうだ。


俺は時を止めた。


アイテムボックスから聖剣を出して、

聖剣で剣を持つルイの右手を斬った。


聖剣をアイテムボックスに収納後、元の位置に戻り、時を動かした。


「うあああ!な、何があったああ?」

ルイの魔力は霧散し、剣の光も消えた。


「天罰です。」

リンが胸を張って自慢げに言う。


「て、天罰?・・・そう言えばその盾の紋章は何処かで見た・・・。」


そう言いながら、ルイは腰のアイテムバッグから、左手で小瓶を取り出すと、口で蓋を開けて、右手の切断面にかけた。


その後、斬られた右手を切断面に付ける。


割と冷静に淀みなく行う処置。


右手が光に包まれ、元に戻った。


右手の指をグー、パーと握ったり開いたりしているルイ。


あの瓶の薬は何だ?


鑑定すると・・・。


エリクサー!!


完全回復薬らしい。


「エリクサーですねー。神薬ですー。」

ノワが教えてくれた。


便利な薬だ。


「ほう、ノワは作れるの?」


「まさかー。神しか作れませんよー。ダンジョンで稀に入手出来る事があるそうですー。」


「ふむ。そうか。後でダンジョンマスターのマリカに聞いてみよう。」


「タクミ様は王家の宝物庫から、宝石以外は全て持って来たんですよねー。」


「そうだよ。」


「んじゃー。2、3本持ってるはずですー。」


「ん!」


俺はアイテムボックスのリストを確認すると・・・。


3本持ってました。


割と余裕で会話している俺達を、ジーッとルイが見ていた。

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