024 牧場2
俺は奴隷解放の為、牧場を襲撃しに来た35匹のコボルト達と、一緒に牧場に着いた。
牧場に着くと公爵家の奴隷である、1匹のコボルトが出迎えた。
「ジジイ、此奴が俺の奴隷だと、端的に分かる方法はあるか?」
俺は元暗部のケントに尋ねる。
「誓約魔法の誓約書を出せば、奴隷の所有権は、リン様に移ります。私が奴隷の契約魔法を使えますので、リン様からタクミ様に所有権の譲渡が可能です。」
流石ファンタジーだ。
だけど、それでも時間が掛かりそうだ。
何て言うか、一瞬で俺に所有権が移る方法はないのかな?
・・・。
「それも面倒だな。この牧場にいる全ての奴隷に、いちいち奴隷の所有権を譲渡するのは煩雑だろう。
俺とリンの間で魔法の誓約書を取り交わし、2枚の誓約書を出すだけで、一気に俺の奴隷にならないかな?」
「成る程、出来ると思います。」
早速ジジイの魔法で、俺と聖騎士リンの間で、誓約魔法を取り交わす。
公爵家からリンへ所有権を移す誓約書と、リンから俺へ所有権を譲渡する誓約書の2枚を、牧場のコボルトの奴隷に提示する。
キョトンとしていた牧場のコボルトは唖然とした。
牧場のコボルトの頭の中にメッセージが流れたのだ。
<所有権がリン・パーシヴァルに移転しました。>
<所有権がタクミに譲渡されました。>
「俺の奴隷になったか?」
「は、はい!タクミ様の奴隷になりました。」
「それは重畳。牧場主のところに案内しろ。」
「はい。畏まりました。」
牧場のコボルトに案内されて、牧場主のところに向かった。
途中で見かけた奴隷達の所有権を、強制的に書き換えながら歩く。
途中で所有権を書き換えた奴隷の1匹に、16頭の馬を、馬の放牧場へ連れて行かせるのも忘れず指示。
暫く建物の中を歩くと。
「この部屋に牧場主はいます。」
案内された牧場主の部屋から、悲鳴が聞こえた。
「いやああああ!助けてええええ!」
俺は扉を開けた。
そこには、元気な下半身丸出しの太ったオヤジが、四つん這いになった雌のコボルトを鞭で打っていた。
SMかい?
「だ、誰だ!無礼だぞ!俺をカマシゴ男爵と知っての事かあああああ!!」
恥ずかしさから怒りまくる男爵。
「下半身丸出しの癖に偉そうだな。」
俺は軽蔑の眼差し。
「な、なななんだとおう!」
顔を真っ赤にして怒鳴る男爵。
「ここは俺の屋敷となった。今直ぐ出て行ってくれ!」
しっしって感じの俺。
「は?貴様あああ!何やつだあああ!何故こんな奴等をここに通した。この馬鹿者があああああ!」
男爵は牧場のコボルトに鞭を放つ。
俺は鞭を掴んで引っ張り、男爵を引き摺り倒した。
「ジジイ、説明してくれ。」
丸投げです。
「畏まりました。」
ジジイは男爵を侮蔑の目で見ながら説明をした。
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「なああああにいいいい!カノンお嬢様が、公爵家の全財産を賭けた決闘に負けた?そんな決闘が成り立つ訳がないだろうにいいいい。公爵家の財産はカノン様の物じゃ無いぞおおおい!」
怒り心頭の男爵。
「それが成り立っちゃったんだよね。これが誓約書ね。」
魔法誓約書を見せる。
男爵は無理矢理魔法誓約書を奪いと取ろうとした。
俺は、魔法誓約書を男爵の手が届かない位置に避けようとしたが、その前に魔法誓約書から放たれた青い稲妻が、男爵を弾いた。
「カマシゴ男爵、魔法誓約書は神が見届けた物、変な事をすれば、神罰が下る事をお忘れか?」
冷めた目のジジイ談。
カマシゴ男爵は四つん這いになって、項垂れた。orzだね。
どうでも良いけど、男爵はまだ下半モロ出しなんだよねぇ。
はぁ、何か穿いてくれないかな。
ったく、見たくないのに目がいっちゃうんだよなぁ。




