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悪逆無道の異世界冒険記  作者: ボルトコボルト
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180 トレント2

「一応、断っておくが、俺達を襲う理由はあるか?」

俺はトレントに聞いた。


「ケケケ、エサガ、ナニヲイッテル」

「ヨウブンニスルタメニキマッテル。キキキ」

「ククク、サア、ヨウブンヲクレ!」


ゴブリン達はジャイアントハーフの聖騎士リンの、後ろに隠れると、リンは『聖騎士の守り(パラディンガード)』を発動した。


蔦はパラディンガードのバリアを破れず、周りで蠢く。


蔦が袈裟懸けに絡まるが、

「クアアアアアアアアア!!」

袈裟懸けは大声を上げて立ち上がり、腕を強く広げると、蔦はちぎれた。


ビーワンとビーツーは空に逃げて、剣聖ルイは剣を振り回し蔦を切断した。


ゴブマルと俺はパラディンガードの中で様子を窺う。


俺は時を止めて聖剣を展開した。


パラディンガードから出ると、ルイと袈裟懸けが相手をしているトレントを残し、聖剣でぶった切る。


パラディンガードの中に戻って、聖剣を収納し時を動かす。


「リン、ありがとう」


「いえ、タクミ様には不要とは思いましたが、念の為展開しました」


「ゴブリン達も助かっただろう」


「はい。助かりました。リン様ありがとうございます」


リンは照れながら手を上げると、パラディンガードを解除した。


「ルイ、袈裟懸け、残り2匹だ頑張れ!!」


「え? あれ? 本当だ!」

ルイは正面のトレントを斬り倒すと周辺を見回した。


「クアアア!」

袈裟懸けも正面のトレントを爪で張り倒して、こちらを見る。


何も言わなくても、ビーワンとビーツーがトレントの魔石を飛んで集めて回ってくれた。


本当にこの子達は役に立つな。


「ゴブマル、ルイ、トレントは魔石以外も素材として使う部分はあるか?」


「高級木材として売れるでござる」

「死骸は魔力と親和性があるので、魔法使いの杖や武器の木材として使用も出来るわ」


「んじゃ、死骸も全部アイテムボックスに収納しよう」


流石にビーワンとビーツーは、トレントの死骸は大き過ぎて運べないので、俺がアイテムボックスに収納して廻った。


元の位置に戻ると、ゴブリン達が頭を下げて待っていた。


「ん? どうした?」


「申し訳御座いません。露払いで探索を担当した我々がまんまと罠に掛かってしまいました。」


「頭をあげな。みんな無事だったんだ問題はないよ」


「ありがとうございます。しかし、おかしいのです。この辺りはまだトレントのエリアではなかったのです。それと数が多過ぎます」


「ふむ、すると数が増えて移動していると言う事か? そもそもトレントって、木なのに移動出来るの?」


「ゆっくりと移動するでござる。確かに数が増えているのかもしれませんな」


ゴブマルの言葉に眉を顰めるルイ。

「何か、良からぬ変化がありそうだ」


「まあ、木材の素材を大量に入手出来るのは良いだろう。ゴブリン達の住み家も作れるしな」


「いや、そう言う問題では……」


「分かってるよ。深く考えても、ここでは分からん。兎に角前に進もう」

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カクヨム様にて先行掲載中、

続きが気になる方はどうぞ。


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下記小説も読んでいただけたら嬉しいです。


モブキャラ異世界転生記~モブキャラに転生しちゃったけど従魔の力で何とかなりそうです~

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Sランクパーティーに捨てられたポーターは実は最強の空間魔法使いだった。~虐げられた世界に『ざまぁ』するんだぁ!~

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